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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第五章 フレーデルの街
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第九十三話 森の依頼Ⅱ

 93話です。


 結局依頼は受けた。

困っている人―いや、正確にはギルドという施設か―を助けることはいいことだしな。

ただ、不安なことがある。今までの依頼、ダンジョンと違って相手が魔物なのか盗賊なのかもわからない。

それは、強い魔物を相手にするのとはわけが違う。強い魔物なら情報もギルドにあるから、対策の練りようがあるものの今回は情報なし。

敵が自分たちより圧倒的に強く、こちらを逃がす隙のないように立ち回られたら、どうなるかわからない。


 エリーナとマニラとキラ、この3人とギルド員の兄さんで森に向かった。

ギルドの兄さんは「ギルド長に言われたからついてきてるだけだから、命の危険を感じたら逃げますよ」って堂々と宣言していた。

「で、ここからが被害が多発している地域です。じゃあ、その俺が危ないので前を歩いてもらっていいですか?」

お兄さんは、もう本当にかったるそうな感じで。

「・・はい」

なんか癪だが俺が前歩いてた方がいいというの事実だからしょうがない・・


 森の中はいたって普通。

ただやっぱり魔物は出ない。

この点においては女将さんの話に合った通りだ。

「魔物が出ませんね?」

俺は後ろを振り返ってお兄さんに聞こうとした。

けど、俺は見てしまった。

「お前たちは!? 魔族か!」

そこに立っていたのは老人だった。


 「魔族ですか?」

お兄さんは後ろを見ずに焦ったて後ずさりした。そのまま木の根っこに足を引っかけて転んで「アヒャア」って悲鳴を上げていた。

「あーあ」

エリーナが大きな声でそう言った。

「お兄さんは下がっていて、私たちが捕まえるから」

「じゃあ、マニラは後ろで魔法を撃ちながら、ギルド員さんを守っておいて」

「わかった!」

俺たちは急いで陣形を整えた。

相手は俺の警戒中の《聞耳(ききみみ)》を抜けてきて、前に立っている。

他にまわりに何にいるかはわからない。

下手に離れすぎると、個別でやられる可能性がある。


 老人からは考えられないほど機敏なナイフが何本も飛んでくる。

「うわー!」

ギルド員の兄さんは悲鳴を上げている。

俺は魔法で壁を作り、ナイフを防ぐ。相手が詠唱を始めた。

詠唱が速くて正確暗器の扱いの心得もあって、ここまでの正確な詠唱ができるなら相当な手練れだな。

逃げることも選択肢に入れて動かないとな。

 ナイフを投げて魔法の詠唱を妨害しようと試みるが、最小限の動きでかわされ詠唱を完結されてしまった。


 無数の黒い炎が俺たちに飛んでくる。

ブラックホールを俺は展開したが、貫通したのが見えた。

急いで地面の土を魔法で動かして火を防いだ。

ブラックホールが貫通された。

『ブラックホールで貫通された。あの黒い炎は防ぐには土魔法の壁しかなさそうだ。気を付けてくれ』


 俺は自分たちに《透明化(インビジブル)》をかけた。

これで相手の攻撃が飛んでこない・・って思ったら間違いだった。的確に攻撃された。

というか《透明化(インビジブル)》が解除されていた。

なぜ、解除されたかわからない・・

魔法の解除なんて、人間の最高峰と呼ばれる賢者でさえ知りえなかった魔法だ。


 ジンギ―より魔法の使い手が魔族側にたくさんいるのか? それともこの老人くそ強いのか?どっちかは分からいいが純粋な勝負でこいつには勝てないだろう。

少なくともジンギ―に勝てたことのない僕らは多分この老人にも勝てないだろう・・

「おーい、飛んで逃げるぞ」

俺は3人とギルド員の兄さんを背中に乗せて、大ジャンプして森を突き抜けて、《フライ》を使って飛んで逃げた。


 俺たちはギルドに急いで逃げ帰った。

あんなにつよい老人がこの世界にいたなんて戦慄する。

ただ、落ち着いて考えれば少し変な点がある。

そう、マニラ、キラを含めてホウキ屋たちすべての魔族は魔法を無詠唱で使える。ただ、発声を伴った方がイメージしやすいから使うっていう話だった。

ただ、今回の老人は明らかに長い詠唱をしていて魔族には必要のないようなレベルのものだった。


 街にいたギルド員さんたちはふらふらになって帰ってきてびっくりしていた。

ギルドの兄さんは今日見たあったことを同僚に話していた。

報告書にはすぐに今回の事件が書き込まれていた。

「森の脅威について。

森に入った冒険者が身ぐるみをはがされるという事件が起きていました。

ギルドは冒険者の派遣をしましたが、すべて失敗。

ウサ含むパーティが森で謎の老人と交戦。Bランク4人パーティで討伐は可能と判断し、帰還。

なお、この件に関しては同ギルド員のマルセルが確認している」


 俺たちはギルドの人たちに森の脅威に対して、警戒するように頼んだ。

すぐさま、連絡が行き、全ての負担をギルドが持つことで特別依頼として防衛任務が出された。

また、守るだけでなく、攻めも必要ということで専門のチームが作られた。

まず、今回の事件で正体をつかんだ俺たちのパーティ。

Aランクのパーティが3つ。「ケルベルスの左脚」、「金剛の羽」、「緑の隻眼」。

あとはBランクのいくつかのパーティ。例えばガンバさんのパーティとか。


 読んでくれてありがとうございます

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