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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第五章 フレーデルの街
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第九十一話 白と黒と緑

 91話になります。

7月は投稿頑張るぞ!


 地面から現れた黒兎は格好よく出てきて、動けなくなった。

俺と大蛇の間に出たから、自動的にターゲットが変わって黒兎が動けなくなるし、白兎は動けるようになった。


 『助かった』

俺は黒兎に念話でそう伝えて、大蛇に見られないように《透明化(インビジブル)》を使った。

「おい、白いのどこ行った? もしかして俺は囮? 俺を囮に使うなあぁぁぁ!!」

大きな声で蛇を引き付けてくれるなんて頭の働く奴だな。

俺はでこぼこの地面を走り、懐にもぐりこもうとする。

しかし、俺は蛇ににらまれた。


 なんで、俺の位置が分かったんだ?

俺を見てる間は黒兎は動けるみたいで蛇に向かって進んでいく。

俺の体は確かに透明化で姿かたちは見えなくなっているはずなんだが。

もちろん、黒兎も近付けば固まり、今度は俺の動ける番になった。

交互に動けるようなるけど、蛇は経過して後ずさりするから近づけない。


 大蛇になんで位置がばれるかと思っていたが、熱でばれていたみたいだった。

俺は自分の動ける番になったときに土の壁をたくさん作ろうと魔法の構築を始めた。

かなりの数の魔法の同時発動だ。下手に街がたらこのフロアがつぶれかねない。

俺は慎重になって魔法の構築を始めた。

俺はターゲットが変わって、動けるようになった瞬間、魔法を発動した。

ごつごつとした岩が壁となって絵地面から生えてきた。

「大魔法!!」

エリーナは広範囲に及ぶ魔法に興奮冷めや魔ない様子だ。


 俺も自分で少し驚いた。土魔法で視界が遮られるように作ったつもりではあったけど、ここまで広範囲に及ぼせるとは。

「びっくり! めっちゃすごい魔法じゃん!」

エリーナがでかい声で興奮してる。

「目の前の敵に集中して! エリーナ。ケガするよ」

エリーナは正面を向きなおした。


 「スハーーー」

俺は大きく息を吸い込んだ。

さあ、目の前の蛇を退治しに行くか。

岩陰に隠れながら、蛇に近付く。

こっちを見られそうになるが、その間もデカい声で騒いでる黒兎がいてくれるおかげで俺へ一点集中されないようになってる。


 大蛇の腹を今度こそ掻っ切った。

爪が蛇の腹にぐさりと食い込む。蛇の赤い血が吹き上げて、顔に飛び散る。

「くっさ!」

蛇の地の匂いで鼻が曲がりそうになるが、俺は我慢してさらに爪を食いこませ、振り下ろした。


 大蛇は全身の力が抜け、ぐったりと地面に倒れこんだ。


 ―経験値を獲得しました―

 ―レベルが5に上がりました―



 「ふー。倒した。倒した。エリーナもお疲れ様。 ・・それと黒いウサギも」

「僕は黒いウサギではないぞ! 名前があるんだ。アッシュっていうんだぞ!」

黒ウサギことアッシュは自分の前を突如語りだした。

「今回は僕の宿敵の蛇を倒すために一時休戦しただけだ。次会った時は命がないと思え」

そう言い残してアッシュは地面に潜り、帰っていった。


 エリーナは突然のことに驚いて、唖然としていた。

「嵐みたいなやつだったな」

エリーナは急に声をかけられて、ビックッと体が動いてた。

「そろそろいい時間だし、帰るか」

「う、うん」

俺は倒れているマニラとキラを拾い上げて、来た道をかえした。



 

 ダンジョンから出ると外は真っ赤な夕焼けだった。

エリーナの顔を赤が強く照らしていた。

「今日はお疲れ様。これからもよろしくね、うさちゃん」

そう言ってはにかむエリーナはとても可愛らしげだった。

「ああ。今日は本当にありがとうエリーナ」

「うん」

ダンジョンの帰り道、俺は2人を担いで歩いた。

 

 

 「女将さん、ただいまです!」

「お帰りな」

女将さんはエリーナの元気なあいさつに返事をかえして、

「ご飯できてるよ、食べるかい?」

「はい、ただ。寝てる二人を一回部屋に戻してから来ます」

「あいよ、準備して待ってるからね」

俺はエリーナと上に上がった。


 俺たちはキラとマニラを部屋に置いて、下の酒場に向かった。

もちろん、エリーナには酒を近づけさせないし、酒飲みも近づけさせないようにだ。

「今日の料理もおいしそう」

俺は鼻を近づけて匂いを嗅いでそう言った。

野菜のスープと骨付き肉だ。

骨付き肉はオークの肉でなんでも、同じ宿のガンバさんが狩りでとったものだそうだ。

がぶりと豪快にかみつき、食い千切るってしたかったけど、俺には口のサイズ的にできなさそうだ。

仕方なくナイフとフォークを女将さんに用意してもらった。


 俺は肉を食べ、エリーナもナイフとフォークで切って口に放り込んだ。

「うんまーーい! マニラとキラは寝てるからこれを食べれないんだなー」

ね、うさちゃんと同意してくる。

「最高―!」

と、はしゃぐエリーナの後ろには肉を食べれずに寝ていた2人が立っていた。

「おい! エリーナどういうことだ?」

キラが普段出さないようなドスの効いた声を出した。

「ひえっ、いやこれはそのー。寝ている2人を起こさないようにと・・」

エリーナが言い訳する。

けど、通じない。マニラもキラも目がギラギラしている。


 俺はそっと、《透明化(インビジブル)》を使ってご飯をさっさと食べ、部屋に戻った。

キラとマニラに責められてるエリーナの助けを求める声は聞こえなかったと思う・・




 読んでくれてありがとうございます。

誤字脱字報告いつも助かってます。

今後もよろしくお願いします!!

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