第八十四話 学園生活が終わって
84話です。
学園祭は無事何事もなく終わった。
片付けの時に果物の種が大量に余ってしまって、燃やしていたら灰がすごいとか怒られたけど。
学園祭も無事を終わり、ひと段落着いた頃にはキラのテストも終わった。
キラは国語で二問おとして295点だった。点数はSクラスに合格できる点数だったので、俺たちと一緒でSクラスに組み分けされた。
学校生活ではたくさんの事があった。
2年生では学園祭始まって以来初の2年生で売り上げ1位や、従魔大会(従魔を戦わせて競う)で俺が1位を取ったりした。3,4年生でも様々な行事に全力で取り組み、いい結果を残していった。
エリーナは魔法を上達させ、水の中級魔法『ウォーターウォール』を使えるようになったり、マニラは『ファイヤーボール』だけでなく、『ダークボール』を使えるようになっていた。
俺が作れたのは無属性の―正確には少しずつ属性が重なっていて一つに絞り込めないからそう呼ばれている―生活に使える魔法ばっかで戦闘向きの魔法は『―――失敗しました―――』とうまく作れなかった。
学校生活は2度目でも楽しいこと、悔しいこと、悲しいことたくさんあって本当に充実した日々だった。
でもそれも今日で終わり、なぜなら今日は卒業式の日だ。
寂しさももちろんあるけど、期待も大きい。
入学したときに7歳だったエリーナ、マニラ、転入したキラはもう11歳だし、俺は5歳になった。
5歳になったことで止まっていた進化が動いた。
レベルが打ち止めだったのはそういうことだったみたいだ。
突如『―――進化条件を達成しました―――』と言って俺の体が変化し始めた。
俺はそのまま強制的に眠り5時間くらいたって目を覚ました。
種族が「ホワイトラビット」から「ホワイトハイラビット」に進化した。
全体的にステータスが上がったのと「巨大化Ⅱ」になった。
「巨大化Ⅱ」はサイズが今までの1.3倍くらいの大きさにもなれるようになった。
進化した影響でレベルは1に戻ったがもとより強い状態だ。
主席スピーチをマニラは声がかかっていたのに辞退していた。そうしたら次席のエリーナがスピーチをすることになった。思い出せば入学式の時もマニラじゃなくてエリーナがスピーチをしたんだよな。
「卒業生代表、エリーナ。」
司会の先生に名前を呼ばれ、エリーナは壇上にあがっていった。
音拡張魔法がエリーナの息を吸う音が拾われる。
「私たちは今日この学校卒業します。思い返してみるとたくさんの思い出がこの胸に刻まれています・・・・・・・・今まで本当にありがとうございました」
エリーナは立派にスピーチ終えて壇上から帰って来た。
『お疲れさま!』
俺は周りにばれないようにそう念話で伝えた。
俺たちの学園生活はこうして無事幕を下ろした。
ただ、幕はいつまでも下がっているわけではないのだ。
幕は開く。そう俺たちの新たな旅が・・
(なんか打ち切りの最終回っぽいって思ったけど気にしないで行こう)
卒業後の進路はいろいろ考えた。エリーナの実家とも相談してダンジョンに行くことを決めた。
ダンジョンに行く条件もあった。俺が絶対にエリーナを守るようにと言われた。
「お前だけノコノコ帰ってきたらどうしようかな・・?ワハハハ」って笑い飛ばしていたけど。目はマジだったからエリーナが死んだら多分消される。ていうか怪我させただけでもヤバそうだった。
まじで恐ろし、俺の義父。
ダンジョンはこの街にもあるけど、俺たちが行きたいダンジョンはここじゃない場所のダンジョンだ。
寮の荷物は昨日の時点でまとめて《収納》にしまってあるから、あとは軽い手荷物くらいだ。
部屋の掃除も《ブラックホール》でほとんど誇りを吸い取って、軽く水拭きをしたら終わった。
「エリーナ、マニラ、キラ卒業おめでとう。俺は3人に向かってそういった。
エ「うん。そっちこそおめでとう!!」
マ「はい。おめでとうございます」
キ「ありがとう。おめでとうです」
俺たちはこの4人でダンジョンに向かう。
シルフォ君はさらに進学、マーシュは実家で家業の手伝いがあるそうで来れなかった。
ホーセルは親から逃げて俺たちについてくると言ったが、さすがに公爵家だ。そんなことが通るはずもない。何とか説得してそんなことしなくていいと伝えた。
ダンジョンがあるの「フレーデル」。都市シャリキアからは馬車で4日くらいの距離だ。
ただ、俺たちは馬車が結構めんどくさいことを知っているので、俺が3人を乗せて連れていくことになっている。
「酔わないように気をつけろよ!!」
俺は街を抜け、走り出した。
これ最終回じゃないです。まだまだ続きますので。
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