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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第三章 ホウキ屋には気をつけろ!?
82/135

第八十話 ちゃんと周りを見よう

 80話です

 「いいますから。中に入れないでください」

男はすごくびくびくしていた。

「なんだ? あの中がそんなに嫌なのか」

「何も見えない。何も聞こえない・・真っ暗な世界に自分一人しかいないように感じるだ。あそこで気が狂わない奴なんていない・・もう嫌だ。」

まじか・・ 《収納》の中ってそんな環境なのか・・

「じゃあ、人を入れるのは悪党だけにしとかないなとな」

俺がボソッと独り言で言うと、エリーナは聞き逃さず、

「いや、入れちゃだめだから! そんなとこ」

と怒られた。


 俺は男と向き合った。

「で、お前。『ホウキ屋』について知ってることをとにかく話せ」 

はい。と肯くと男は話し始めた。

「私のいたホウキ屋は魔王の裏組織であります」

そこからは男が話しているのに俺が質問を突っ込んで詳細を聞いていった。


 内容は、キラが言ってた内容と同じだった。

いや、知らない事もあった。

『ホウキ屋』は普段・・ホウキを売っているということだ・・

正直、魔王の裏組織と本人たちが言ってるだけで、もしかしたらただの一般人かもな。


 俺は、お前より上の立場の者はいないか聞いた。

1人だけホウキ屋の幹部とつながりがあるやつがいたんだって。

そう「いたんだ」なのだ。過去形だ。

俺が首を切った蛇使いの男が唯一のコネクションを持つ人物だったらしい。

「キラ、幹部か、それにつながってそうな人物って知らないか?」

「私も、小さいときは幹部の一人に有ったことがありますが、それもローブを被っていて顔すら覚えてないです・・すいません」

「いや、いいんだ。キラに責任はない」

俺は下を向いたエリーナの頭をポンと撫でてあげた。

(いい子だからなー)


 あれ、エリーナがすごい目でこっちを見てる。

もしかして、「キラは大きいんだからそんなことしないの!?」って怒ってるのかな・・


 それにしても、一旦男は邪魔だから、しまっておかないとな。

「ごめんね」

俺は男を容赦なく《収納》にしまった。

「あ、あ、あーーーーーー」

うるさいやつだな・・

「エリーナ、捕まえたやつらは冒険所のギルドに持ってけばいいかな?」

「どうだろうねーー」

あれ、やっぱ不機嫌だな。めっちゃ威圧されるんですけど。

「はあー・・そうだね。うん、。事務所にもってけば・・」

なんかしちゃったのかな・・後でお菓子でも持ってこうかな。

  

 俺は、すぐに冒険者ギルドにむかった。一人できた。

受付のお姉さんはいつもの(と言っても最近は来てなかったけど)人だった。

「えーと。確かに犯罪者の引き取りはしてますけど、その50人近くなると・・」

俺が《収納》の中を確認した限り、確かに50人くらいは余裕でいた。

「そこをなんとか・・」

「わかりました。ギルマスに確認してきます」

そういうとギルマスに掛け合いに行ってくれた。


 お姉さんはすぐに帰ってきて来た。

「戻りました。今回は特別に許可しますが、今後は事前に連絡をしていただかないとこのような依頼は受け付けませんからね!」

お姉さんは指を立てて子供を叱るように言った。俺、見た目は子供だけど、もうそろそろ成人するぐらいの年なんだけどな。

「では倉庫の方によろしくお願いします」


 俺は一人ひとり麻縄で縛った状態で、『ホウキ屋』の輩を広げていった。

「あの、なんか犯罪者がビクビクしてるんですけど、」

お姉さんが不審げに聞いて来た。

「いやあ。なんのことか。私にはさっぱり―」

俺は明らかに動揺していたが、お姉さんは

「まあ、犯罪者なので私はいいですけどー」

ふう。良かった。


 今後はたくさんギルドに持っていくのに、許可が必要か・・

これで《収納》に変なものが入ってる状態が無くなったな。

まあ、高くて売れない魔物はまだ残ってるんだけどな。

ギルドで報奨金をもらった。

俺はギルドに礼を言って、寮に戻った。




 寮に戻る前に、お菓子を買っていくか。

3人分のお菓子でいいかな。

俺はあんまりよくわからないけど、高い店の高い物でいいかな・・


 「いらっしゃいませ」

お店に入ると、お菓子がたくさん並んでいた。カップケーキ、クッキー。前世で俺が見たことのあるような形のお菓子から、明らかに魔法の効果が入ってそうな魔法のお菓子というコーナーもあった。

「贈り物でいい物ってありありますか?」

俺は店員さんに聞いた。

「坊ちゃん。お父さんか?お母さんはいるかな?」

「いえ、1人です」

俺がそういうと急に店員さんの対応が塩っぽくなった。

「で、なに?」

荒っぽい聞き方だった。

「贈り物でお菓子を3セットをお願いしたいのですが・・」 

俺は金貨のたくさん入った袋を《収納》から出してじゃらじゃら鳴らしながら言った。

「はい! 承ります!」

あー。この手は使いたくなかったな。なんか金の力で動かすなんて汚い感じするからな。

俺は菓子セットを見繕ってもらって、代金ぴったりお金を払った。

俺はそのまますぐに店を出た。

 多分だが、「くそ、チップなしか」と怒ってるだろうな・・

まあ、金で人を見るような奴はだめだ。


 「エリーナ、マニラ、キラお菓子買ってきたぞ」

俺は寮室にお菓子を持って帰った。

「やったー」

エリーナが大はしゃぎして「ありがとう」って言ってくれた。




 













 読んでくれてありがとうございます。

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