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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第三章 ホウキ屋には気をつけろ!?
77/135

第七十五話 捕まえました!!

 75話です

 日が沈み、夜になった。

これから私は少女2人と少年1人の部屋に火を放つ。

失敗が許されない任務だ。もし、失敗でもすれば私の首が飛ぶ。文字通り物理的に飛ぶ。


 静かにターゲットのいる寮室まで向かう。

窓の外から、中の様子を伺う。中にはベットに入って寝ているターゲットたちが居た。

今すぐにでも、忍び込んで放火したいところだけど今入るのは迂闊だ。

少し待って熟睡してからの方が確実だから・・


 時間がそれなりに立った。

ターゲットたちはしっかり眠っている。

私は魔法で相手の状態を確認する。

《熟睡》《熟睡》《熟睡》

3人ともしっかり寝ているな。

確認もできたし、あとは忍び込んで放火するだけだ。


 窓をゆっくり左手で開けて、右手で発火材を放り込む。

特殊な発火材だから、後で調べても発火元が分からないようになってる。

発火材を投げたら、私はすぐその場を離れる予定だった。


―――――――――――――――――――――――――――――――


 俺は寝ていたら、違和感に気づいた。

俺はスキル《聞耳(ききみみ)》の効果で近付いてきた敵を感知できるようにしていた。 

薄目を開いて、様子を伺う。

窓際で何かが動いた。ばれないように視線を移すと、何かが投げ込まれた。

投げ込んだ奴は今日の昼間に見た人影に似ていた。


 俺はすぐさま、投げ込まれたアイテムを鑑定した。

『発火材』

ヤバイ、このままだと火事だ。まずは、発火材をブラックホールで吸い込んで・・よし、回収成功!

次に投げ込んだ奴を《コントロールプラント》で捕まえると。


 「さあ、話してもらおうか? なんで『発火材』を投げ込んだのか」

相手の姿が視認できない中、俺はそう言い放った。

俺は相手の姿を確認して驚いた。

相手はマニラやエリーナとさほど変わらない少女だった。

俺が驚いてる隙に少女は足に絡みついた植物を切って、逃げ出した。

追いかけるか・・


 俺は、久しぶりに《俊足》を全力開放して追いかけた。

相手もなかなか早いが俺よりは遅いからすぐ追いついた。

今度こそ逃げ出せにように手足をひもで結んだ。魔法での拘束よりこういい物理的な方が無効化されずらいから俺はよく使う。

「もう1度聞く。なぜ、お前は発火材を投げ込んだ?」

俺は命を狙ってきた少女を問い詰める。

「あんたなんかに話すことはないわ! 早く殺してちょうだい。どうせ任務を失敗した私は殺されるだけだ」

任務? つまり誰かに命令されたわけか?

つくづく、怒るとき頭が冴えるタイプで良かったと思う。激高して我を忘れるタイプでなくてよかった。

「誰の命令だ? 言え!」

「話したって、話さなくたって私は死ぬ。なら黙ってこのまま死んでやる」

自分でそのまま舌を切りそうな勢いだった。だから俺はその前に口に枝を突っ込んだ。

「グヘッ はにふふんあ(何するんだ)!」

「いいからいいから、なんで俺たちを殺そうとしたの? ってこれでは喋れないなぁー」

まあ、いいか。別に聞く必要もないんだ。少し強めに《念話》をつなげて思考がリンクできるくらい強くすれば、相手の考えが分かるようになる。

『誰に命令された? なぜ殺そうとした?』

俺は徹底的に聞き出した。ほぼ対策不可能な尋問に少女は全て答えた。

 

 俺がわざと、聞き出した情報を口に出していっていたら、途中から自分が情けなくなったのか悔しさで泣き出してしまった。

俺は《念話》をしっかり切って、考え事をした。

俺の作戦がこの目の前に少女にばれるとよくない・・


 それにしても魔王の秘密組織『ホウキ屋』か・・

噂にも聞いたこともないし、そんなものがあったのか。

こんな少女もその1員なのか。許せないな・・子供の自由な時間を奪うのは・・

マニラを狙っていた理由は知らないみたいだけど、魔王による命令らしい。

少女も魔王の顔をも知らず、いつも上官から様々な秘密の方法で依頼が伝えられていたそうだ。

 

 しかし、この少女をどうするか・・

殺すのは目覚めが悪いし、なるべく生かしておきたいけど。

悩んでいてもしょうがないし、部屋に残してきたエリーナとマニラが心配だ。

急いで、寮室に戻る。一応背中に少女を担いで向かう。

もちろん、そのまま担いだらいくら夜でも目立つので麻袋の中に入れて運んだ。

麻袋の中で少女はドタバタ暴れて、逃げようと頑張っていた。


 「おい、エリーナ、マニラ起きろ!」

俺は部屋に入ると2人が無事なことを確認して深夜に起こす。

「まだ暗いじゃない!」

エリーナが怒った声で言う。夜に起こす俺が悪いから文句は言えない。

「寝込みを襲われた」

俺が真剣にそういったのをただ事じゃないと察したエリーナもぼやくのをやめた。

「本当なの!?うさちゃん」

「うん」

俺は肯く。


 「首謀者は捕まえたの?」

エリーナが聞いて来た。

「ああ、ここにいる」

俺は麻袋を指さして言った。

「ここ?」

袋を俺は気を付けて開いた。

「こんな小さい女の子が!?」

エリーナもやっぱり驚いた。

「びっくりだよな。本当に。どうする? こいつ」

「一旦、今のままでいいよ。考えるのは明日の朝にしよ。今日はもう眠い」

マル焦げになりかけていたのに危機感薄いよなエリーナは。まあ、それだけ俺も信頼されてきてるってことかな。


 俺はマニラも起こしたはずだったけど、部屋のライトが付いても喋ってても起きることはなかった。

本当ねているときだけ物凄く鈍感だよな。














読んでくれてありがとうございます

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