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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第二章 学園生活はとってもハード!?
63/135

第六十一話 ヤバい、速い・・

 61話です。


(ヤバい、速い・・)

そう感じた俺はマニラを外に《フライ》で飛ばした。

方向や威力の調整ができなかった俺はかなりの速さで飛ばしてしまった・・

「おっ、やるな。あの状態から私の攻撃をよけるとは」

女子生徒の姿をした敵は上からそういってきた。

 敵の強さから戦闘開始前に考えていた『無傷で捕縛する作戦』がかなり難しそうだ。

俺が相手の体を気遣っていられるほど、相手弱くない。

「俺の前にいる女子生徒はお前の体か?」

この相手の体が相手自身の物なら殺さなければ最悪何をしてもいいんだけど、これがうちの学校の生徒だった場合はそうもいかなくなる。

「さあ、どうだろうな」 

相手もそのことをわかっているのか、はぐらかされた。





 俺は敵からの攻撃に対してよけるだけになっていた。

敵に攻撃をしようにも相手の体に傷を付けることができない。

(このままだと押し切れず負ける。いざとなったらこっちから攻撃をして、少ないけがで拘束できるようにするか・・)

そう考えていた時だった。

向こう側から大人数の足跡が聞こえてきた。

「おっと、先生たちがお見えになった。私はここで失礼」

そういうと、女子生徒が地面にばたりと倒れた。

言った何だったのだろう。


 遠くの方から先生方がこっちの方に駆けてきた。

「おーい。大丈夫かー。うさ!」

ステーム先生の声だ。何人も先生が来てる中でひときわ大きい声で安心できた。

(

よかった。あとは相手を捕まえるだけだ。)

ステーム先生は他の先生よりは一足早く来てこの状況を見た。女子生徒が倒れていて、俺は体のいろんなところを暗器で刺され、血だらけになっている所を見た。

「いったいどういう状況だ!?」

訳が分からず、先生は俺に問いを投げる。

 

 目の前がグラつく。足元がおぼつかない。これが俗にいう『血を流しすぎた』ってやつか。

「先生あとで話し・・」

俺は返事を返そうとしたが、その前に力尽きた・・




 目が覚めた時、俺は学校のベットに寝ていた。

俺はアドレナリンがドバドバ出ていて、戦っているときは気づかなかったが、相当な怪我だったらしい。

回復魔法を使って回復しておけばよかった・・

保険の先生からは、「念のため、1日はここで安静にしているように」と言われてしまった。

これからは戦うとき、傷に気を付けないとな。


 俺が寝ていると、俺が目を覚ましたことを知ったエリーナが保健室にやってきた。

エリーナは普段通りとはいかないが元気そうだった。

俺が倒れたから不安で泣いているかと思ったがそうではなかった・・

俺が無事なのは《従魔契約》の時に発生した《回廊》で分かっていたらしい。

エリーナは、「大丈夫?」と心配してくれた。

マニラはまだ気が動転しているみたいで、ステーム先生が何とかしようとしては失敗してるらしい。


 エリーナはお見舞いの花束を持ってきてくれていた。

花瓶なんて保健室にはないから、机に直で置くしかなかったのが残念だった。


 俺は、マニラが心配なのでマニラのもとに行きたいといったが、保険の先生からの許可が出なかった。

代わりに、エリーナにマニラのそばにいてくれと頼んだ。

エリーナは快く了承してくれて、マニラのもとに向かった。






「マニラ大丈夫?」

今、私はうさちゃんに頼まれてマニラのもとに来てる。

ステーム先生は女性の扱いが上手って言ってたけど、女の子の扱いは上手ではなかった・・

私は目の前で悪戦苦闘してるステーム先生に

「ステーム先生下がって」

と、伝えた。

「おっ、助かった」

ステーム先生ときたら、本当にほっとしたような顔してた・・

「マニラ大丈夫?」

膝を抱え込んで丸まったまま。マニラからの返事は返ってこなかい。


 どうしようかな。私がどんなに考えてもマニラの気持ちはわからない・・

とりあえず、マニラがしゃべるまで待ってみるか。

そう思った私は、マニラの隣に腰を下ろした。

「先生は一度、部屋から出てください。そっちの方が話しやすくなる。何かあったら呼びます」

先生はうなずき、部屋から出てくれた。


 静かな時間が続いた。沈黙に耐え切れなくなった私は口を開いた。

「何かあったら私に話してよ!」

「・・・・」

「どんなことでも聞くよ」 

「・・昔ね。」

マニラちゃんはそういうと、昔のことを語り始めた。

「私がお母さんと暮らしてた時の話。

その日は、お母さんと一緒に編み物の練習をしていた。

その時、大きな音がしたんだ・・・・

そのあと緊急のベルが鳴って私たちは逃げようとしたところをつかまった・・・・」

1度区切って、続けて

「それからは、地獄の日々だった・・

毎日いろんな人が私の所に来た。いろんな人が私を連れて行って、また別の人に連れかれて、次の別の人に連れてかれて・・・・・・

最後だったのがさっきの人たちの仲間?・・だと思う。

これで話は終わり。」

そういうと、また、ふさぎ込んでしまった。

「辛いことなのに話してくれてありがとう。」

私はそういうと、立ち上がり部屋を出た。


 この話をうさちゃんに伝えに行かなくっちゃ。

私はうさちゃんの居る保健室へと向かった。


 読んでくれてありがとうございました。

次話も楽しみに待っていただけると嬉しいです。

誤字脱字などあるかもしれませんが温かい目で見てくれると嬉しいです

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