表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第二章 学園生活はとってもハード!?
46/135

第四十四話 全員治して・・

44話です

 さあ、さっきのことは忘れて次に行くぞ。

次はあの老人にしよう。

「おばあさん、どうしましたか?」

「わたしゃはー、この膝を悪くしてしまいましてねー」

「失礼ですが、その原因はお年によるものですか?」

「そおー、なんですよー」

困ったな-。俺は傷やけがは治せても病気や年による劣化は治せない。

もしかしたら少し良くなるかもしれないが、それをこの人で試すのは倫理的にダメだ。悪いけれど、治せないものは素直に治せないと言おう・・

「おばあさん。すいません・・

私は老化によるものや病気を治すことはできないんです。お医者様ではないので。私の力が足りずすいません。」

「そうですかー。でも、わかりましたよ」

おばあさんは優しそうだけど、どこか寂しそうな声で、そう返事をすると人だかりを抜けて帰っていった。


 俺はここで、ここにいる30人近い人に伝えないことがあることがあった。

「ここに集まってる皆さんは私に治療してもらう事を期待してる人だと思います。でも、私は老化によるものや病気は治せないんです」

俺が声を大にしてそういうと、意外なことに残ったのは、2人だけだった。


 多分、ほとんどの人は食料がなくて空腹によるものや、食べれない食べ物や飲めない飲み物を飲んで暮らしたことによる病気だったのだろう・・ まだ、医療も発達していない、さらに治療費も高いこの世界ではただの風邪でさえ、命を落とす可能性が十分にあるのだろう・・


 残ったのは、双子の少女のように思えた。

「君たちはどうしたの?」

「「その、お兄ちゃんが・・スライムにやられて・・」」

うっ。笑いそうになってしまった。スライムにやられてしまうとは・・


 ま、まあスライムも、魔物としては弱くてもヒトよりは強いかなー? ぐらいの強さはあるし、ビッグスライムはガチでレアだし、特殊スライムは結構強いけど、そんなにいないしなー。

た、多分、特殊スライムが相手でなめてかかったら痛い目にあったとかだろう。

ここは大人のやさしさで笑いをこらえてと。


「君たちのお兄さんはじゃあ、冒険者なんだね」

「「はい!」」

「だったら、ギルドに行けば医療を受けれると思うよ。確か、お金がなくてもギルドに年会費を払っていれば、あとからでもお金はいいからって、先にタダで見てもらえるはずなんだけどなー。」

俺が少しいじ悪にそう言うと、

双子1「お兄ちゃんがスライムに負けました。」

双子2「なんて言えるかよって」

双子1「怒ってしまって。」

双子2「それで、お前たちが探して来いって。」

そういうことかー。つまり自分が恥ずかしいからなのか。うーーん。どうしようかなー。

まあ、治しておけば後に何かで恩返しみたいな感じで自分に還元されることもあるのかな。


 悩んだ末に俺が出した結論はもちろん双子の兄を治す。

「お兄ちゃんの所に案内してくれるかな?」

俺がそういうと、彼女たちの顔は不安げな表情から一気にパーッと明るくなった。

「ありがとうご会います。兄は動けないのでついてきてもらってもいいですか?」

「わかったよ」 


 俺は道中歩いてるだけだと暇なので2人と会話をしようと思った。

まずは自分の自己紹介からかな。

「俺はウサって言うんだ。君たちの名前はなんていうの?」

「私はコルマで双子の妹はコルトっていいます」

やっぱり、俺のにらみ通りで合ってたみたいだ。

「お兄さんは冒険者だったよね。誰かとパーティは組んでたりするの?」

「すいません。わかりません。でも、兄の口から仲間がいるなんて聞いたことがありません」

知らないのか―。あとでしっかりと聞かないとな。

もし、1人なら受付の人に早急にお願いしてチームを作れるようにしてもらわないと。一人だと不測の事態に対応できなくなるからな。どっか強いチームに入れさせないとな。

俺たちの所に入れてもいいんだけど、学校のメンバーでチームを組むことになるだろうから、それは却下で。


 スラムと住宅街の丁度間位にいた俺だが、2人に引っ張られ、スラムの方にどんどん足を運んでいく。

何回も道を曲がって、会話のネタもそろそろつきかけていた時だった。

「「つきました」」 

双子が声をそろえてそう言った。これ以上長引いたらそろそろエリーナ達2人に怒られそうだから早く帰りたいな。

「お兄さん、大丈夫ですか?」

お兄さんは家というより屋台とかに近いようなおんぼろの屋根あり壁無しの家に一人寝ていた。

だから、今までと違いどこにいるかを聞かずともすぐにお兄さんの居場所が分かった。


 お兄さんの容体はあまり良くなく、俺はすぐに回復魔法の使用を始めた。

例のごとく、体が青白く光るがなかなか治らない。多分、傷を負ってからかなり時間がたっているから回復の効きが落ちてしまったのだろう。

「大丈夫ですか?」

俺は必死に応援しながら、回復魔法を使った。

しかし、俺の実力では外傷をふさぐことしかできなかった。

「コルマ、コルト、ゴメンこれ以上は俺には治せそうにない。今度、治す方法を思いついたら絶対に治しに来る。今日は本当にごめん・・」

「ウサさん気にしないでください。本当にありがとうございます。お兄さんが起きて元気になったら会いに行きます」

「ごめん・・」


 俺はコルトに案内され、元の場所まで戻ってきた。俺は帰り道が分からん。

コルマはお兄さんの様子を見るとかで待ってるらしい。

「ここまで送ってくれてありがとう」

「いえ、お兄ちゃんを少しでも良くしてくれてありがとうございます」


 俺は、自分の実力不足で治せず、本当に不甲斐なかった。次会うときには絶対治せるような魔法を開発してやる。病気もケガもしっかり治せるようにしたい。


 こうして、俺の目標が一つ増えた。多くの人を治せるようにエリーナとマニラが怪我したときに治せるように頑張りたい!



 読んでくれてありがとうございます。

もし、面白いと思ったら評価の方とブックマークの方と、もしよかった次に出る話を楽しみにしていてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ