第四十一話 洋服を購入!?
41話です
俺たちは、洋服を選んでいる真っ最中だ。
エリーナは物を買うときに選ぶのに時間がかかると思う。昔から何かものを買うときに選ぶのに時間がかかる性質だからな。マニラも多分、女の子だから、時間がかかるだろう。
俺も二人が服を選んでいる間に、他に便利そうなものを探し始めた。
なぜなら俺は服を選ぶ必要がないからだ。鎧ならまだしも、服は擬人化になる魔法で一緒に生成されるから、そこそこの防御力が保証されてる。それに人の服を着たままウサギに戻ると、服は脱げるし、《巨大化》を使うと、服が破れるからな。俺は服を着る必要はない。
俺は何かこのお店に冒険者が使えるもの、例えば、ローブか何かはないか聞いてみた。
店員のちょび髭は
「うちには確かにローブを取り扱っていた時期があったんですけど、最近近くにローブの専門店ができたもので、うちで扱っているものもそちらのお店で大量に仕入しているみたいで、値段的に勝てないのでうちではもう取り扱ってないんですよ。」
「そうなんですか。すいませんでした。」
「いえ、特に気にしないでください。うちも洋服で十分経営はできてるみたいですので。」
みたいって人ごとかい!? まあ、いいや。ローブはじゃあ、近くの専門店で買えるんだな。
他にここで買えそうなものはあるかな。洋服しか売ってないからなー。
エリーナの洋服選びが終わるまで待つかー。
俺が服を選び始めないからか、ちょび髭が
「お兄さんは洋服を買われないんですか?」
「あ、すいません。僕は諸事情で服は必要ないんです。」
「そうなんですか。お連れのお二人はまだ決まりそうではないですね。」
「でも、そろそろ決まると思います。俺の勘ですけど。」
俺は自分の勘でそろそろ来るかもという意味の分からないことを言っていた。
そんな話をしているうちにエリーナもマニラも服が決まったみたいだ。試着をしたいんだと。
ついでに俺の意見も聞きたいだとか。俺はそういうことはよくわかんなんだけどなー。
エリーナの頼みだし、しょうがないか―。
「そういうことなので試着室を使わせてもらってもいいですか?」
と、ちょび髭店員に聞いた。
「どうぞ、もちろんいいですよ。」
俺はエリーナに腕を引っ張られ試着室の前に連れていかれた。
「ここで待っててね。今すぐ着替えるから!」
エリーナはそう言うと、いくつかの服とマニラも引っ張って試着室に入ってしまった。
本当は1人用の試着室だけど、子供2人だから簡単に入れるみたい。
二人はどんな服に着替えてくるのかなーと期待しながら待つこと数分。二人が着替え終わったみたいだ。
「どう?」
エリーナがノリノリで感想を聞いてくる。
「似合ってると思う」
「本当! ありがとう!」
赤と白を基調とした上下セットのザ・冒険者って感じのだった。正直言ってかわいいくらいに似合っていた。
マニラも青と黒のデザインのローブを着ていた
「私もどうですか?」
って感想を聞いて来た。だから、
「マニラも似合ってるよ」
って言ったら照れて赤くなっていた。俺は、つい2週間くらい前は路地裏にマニラは転がっていたことを思い出してしまった。俺たちと会う前は大変だっただろうけれど、今は幸せそうだな。
でも、どうしてあんな風に転がっていたのかはまだ聞いてない。
俺は「マニラが言いたくなってからでいいよ。」と一応伝えてあるから、本人から伝えてくるまでは聞かないつもりでいる。
それにしても2人ともいつもの服でいさせてしまったのがかわいそうなくらいに似合っていて学校も制服ではないから、これで学校行ったらみんなもびっくりするんだろうな。
その後もいろんな服を着ては俺に見せてを繰り返した。途中から早く終わってくれ、と思ってたのはここだけの話だ。
2人が1通り試着を終えて、結局、最初の服が1番いいってことになった。俺はお金を持っているので、2人分のお金をお店にお支払いして、店を出た。
「それにしてもいい買い物だったねー」
エリーナがお店を出たところで言う。マニラもうれしいのか
「私もこんなに服が買えてうれしいです」
って言ってた。
「洋服を買えてよかったね」
二人と会話しながら次に行くところを考えていた。
「2人とも次はどうする? 非常用の食料だったり、道具なんかをギルドの近くのお店で買いたいと思ってるんだけど、他に必要なものはない?」
俺が聞くとマニラが
「・・・・を買いたいです」
「うん? マニラ聞こえなかった。もう一回言ってくれる?」
「下着を買いたいの! あっ!」
街中で大きな声で「下着」って言ってしまって耳まで赤くなっている
「もう! うさちゃんのせいで恥かいたじゃない!」
マニラはプンスカ怒ってる。
「ゴメンゴメン・・・・って、それは危ないよ! ここ街中なんだから」
俺が謝ろうとしたら、マニラが巨大な火の玉を出してる
<ボコン>
くそう・・・・やられた・・・・
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