第三十九話 のそのそ
39話です
俺は森をのそのそ歩いていた。
さっきから《聞耳》を使って、魔物の音を聞いているがなかなか強い魔物の声がしなくて、なかなか大変だ。
もっと ぐおおーーーー とか がるぅぅぅーー とか聞こえるもんだと思ってたけど全く聞こえなかった。
皆寝てるのかな? 鳥が上の方で並んでいるけど、俺の《フライ》だと本家の鳥系の魔物には全く追いつけない。
「ねえ。二人とも強そうな魔物の居なーい?」
エ「うん。全然いなーい」
マ「見つかりません」
「そっかー・・」
このままだとただ日が暮れて残念でしたー。 になりそうだ・・・・・
それだけは何とか防がないといけないからな・・
あ、そうだ! 俺が弱った魔物のふりをしてこっちの魔物を誘えばいいのか。
まずは、さっき暇つぶしで狩っていたゴブリンの血を広げる。次におれがウサギのふりをして鳴くと、
「キュウ!」
と鳴くと、四方八方から魔物の足音が聞こえてきた。足音と距離的に5~8mくらいの大きさの魔物も多くいそうだ。多分1匹倒したら逃げようとすると思うから俺を中心に土魔法で半径100mくらいの壁を作ろう。
俺が土魔法で壁を作れば、たぶんMPは1割ぐらいしか伸びないだろうけど、肉体戦で余裕で勝てるだろうし、二人もいるから何とかなるだろう。
ちなみに土の魔法の地形変更は2時間くらいで消えるように設定できる。
自分で言うのもなんだけど、これはいい考えだ。
俺は魔物ホイホイで魔物を狩れる。人間はそれを使って装備が作れる。WIN WINの関係だ。
えっ、魔物? それは知らない。俺の演技に引っかかったお前らが悪いんだ。うん・・・。
まず、現れたのはブラックスネークだ。
俺は魔法が使えないので《巨大化》の肉体攻撃で倒すしかない。
俺は前足を使って、相手の体を両断する。
倒したらすぐ、《収納》で回収だ。回収しないとさらに強い魔物が土の壁を壊してやってきたりして大変だ。
次々にどんどん、どんどんやって来る。
ただ、1匹倒したから、恐怖で突っ込んでくる魔物が思ったより増えてる。
俺は1匹1匹エリーナとマニラに当たらないようにしながら倒していく。
ベアー系統、スネーク系統、オーク系統はまだいいんだけど、ゴブリンの弓矢だったりが、たまに当たりそうで、困る。いくらゴブリンの弓矢だからって言っても、関節とか、目とかに当たったら痛いじゃすまされない。
他にも、数は少ないけれど、体から体液なんかを飛ばしてくる奴もいる。
ウルフ系統は警戒して、なかなか襲ってこないからまだ楽だけど、ウルフ系統まで参加してきたら大変かもしれない。
そんなこと考えながら、魔物をバッタバッタ倒していき、敵の数が少なくなってきた。
少し落ち着いた時、ウルフが一斉に襲ってきた。これは少しヤバいので、空中に1度回避して、一体ずつ確実に倒していく、ウルフの頭はコレクションで使われるため高く売れるから傷つけないようにしないといけない。
1番確実に倒すために一体一体首の頸動脈あたりを引きちぎっていく。もちろん、魔法は使えないから、爪と、牙でだ。
最初の数秒で2,3体倒せたんだけど、あとの奴は逃げ出してしまった。
俺は土の魔法で囲っといってよかったと思いながら、1匹1匹作業的に殺しては《収納》の中にしまっていった。
その間、二人は、俺の背中に乗っていたから、ひどく乗り物酔いをしたみたいだ。
俺たちは太陽が頂上に来る少し前には狩りを終わりにして森の土の壁も取って、ギルドに向かった。
走って、走って、20分くらいでもんが見えてきたら、そこからは歩いてギルドに向かう。
魔物はしっかり全部回収したし、これであとはギルドに運ぶだけだな。
何か、忘れているような、忘れていないような・・・・
少し短めのお話でしたがどうでしょう。
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