第三十八話 臭すぎて・・・
38話になります。
俺は臭いから逃げるようにして早く学園に帰った。
学園についたときは、俺たちの服が臭くて大変になっていることに気が付いてそれはそれで困った。
服の替えはあるけど、部屋にあるし、ここで、魔法を使って洗うにしても、服を脱ぐわけにはいかない。
仕方がないから臭い服で、学生寮を歩くことになって大変だった。
俺たちの服には体液なんかはもちろん、泥すら全くついていないのにこの臭いはすごすぎる。
これは冒険者が嫌うのもわかる。
戦士なら鎧は二度ときれなくなるだろうし、魔法系は一人でやるにはついし、謎の粘液で火の魔法はほぼ無効、他の属性の魔法も少ししか効かないという飛んでもしようだからな。
まあ、材料が入手しやすくなって出回るように成ったら大変だからそれでいいのか。
明日は絶対に蛙以外の仕事を受けたいな。
俺は、明日の買い物を楽しみにしながら二人の服を寮の部屋で洗っていた。
他の生徒は、寮の中にある洗濯室で手洗いしたり、学園の外の洗濯屋さんに服を出して洗ってもらったりしているらしい。
俺は石鹸と魔法で出した水を適当に混ぜて、空中で洋服を洗濯機と同じようにぐるぐる回して洗っていた。これなら手もぬれたりしないし、何より楽だ。
最初は手で回して選択する手回しの洗濯機を作ろうと思ったが、そんなのは必要なくただ水と服を落ちないように気を付けていればいい。
服を乾かすのも俺の風魔法で適度に風を送ることで1~2時間で乾く。
まさに異世界の洗濯って感じだ。
俺は3人分の洗濯を終えたら3人で食堂に行き、例のごとく《透明化》を使って食堂に行き、料理をとって食事を楽しんだ。
もう、皆慣れたのか俺たちに話しかけてくるようなことをしてくる生徒もいなくなって大変気が楽である。
美人は三日で飽きるともいうしな。
翌朝、目が覚めた俺たちは、他の冒険者にいい依頼条件の依頼を取られないようにするために朝食を取らずに学園を出てギルドに向かった。
流石に朝早い時間なこともあって、なかなか商店もやってなかった。
俺たちが依頼を受けに行くと今日はいつもの受付の子がいなかった。
多分定休日なので気にせずにいつもと別の子にBランクでいい依頼がないか聞いてみた。
「きょうBランクの依頼を受けるつもりなんですけど、何かいい依頼ってありますか?」
俺がそう聞くと彼女は
「今日の依頼はですね。Bランクだとポイズントードしかないですねー。」
何!? ポイズントード―だと!?
やっぱりそうなのか。ポイズントードー。お前か・・・・
「すいません。ポイズントード―以外の依頼ってないですか?」
「うーーん。そうですね。依頼という形では、ポイズントード―だけですね。
ただ、Bランク推定の魔物を森で探して狩ることはできるかもしれません」
「そんなことができるんですか?」
俺は思わぬ言葉に食いつくように質問した。
「は、はい。森に入ってモンスターを狩ることでの報酬ということもできますね。」
「そんなことが・・」
じゃあ、俺の昨日の努力は・・我慢はどうなるんだよ。
「え、えーと。大丈夫ですか?」
俺の様子がおかしいことに気づいた受付さんが心配してくれた。
俺は大丈夫だろう。二人は朝で眠くてすっかりおとなしくなっているが・・
「話の続きをお願いしてもいいですか。」
「わかりました。それでですね。倒した魔物の特徴的なもの、正確なことはギルドブックに載っているんですが、それを持ってきていただけると討伐したことになります。他にも魔物本体の持ち込みでも大丈夫です。」
「そういうことなら俺たちは、魔物を持ってくると思うのでその時はよろしくお願いしますね。」
「わかりました。ではお気をつけてください。この秋の時期は幽霊なんかが活発な時期ですので、」
この世界、幽霊なんか出てくるのかよ。
俺は、寝ぼけている二人を無理やり引っ張て門に向かった。
入るときは並んで、はいらなきゃいけないけど、出る分には一瞬で、スルーで通れる。
門から100m近く離れた地点で《巨大化》を使って、森に走りはじめた。
普段より二人が落ちないように気を付けて走る。
最悪落ちそうになったら、《フライ》の魔法で浮かせれば、怪我はしないけど、危ないからゆっくり走った。
森にはウルフやベアー、スネーク系統の強い魔物やオーク、ゴブリン等の下級モンスターもいて
奥に行けば行くほどモンスタの力が強くなっていく。そんな感じだ。
どこらへんまでこの森が続いてるか詳しくは分からないけど、山のふもとまで続いてなるならまだ、森の半分も行ってないだろう。
この前倒したレッドウルフでさえ、森の入り口から数十分歩くくらいの距離だったし。
俺は、ウルフなんかは余裕なんで、少し奥まで探して一気に稼ごうと普段いかないところまで森の奥に入った。
そのころには二人も目が覚めてきて、俺の背中で仲良く話していた。
俺は二人に急に強い魔物が出てきたら危ないから警戒するようにだけ言って、森をのそのそ歩き始めた。
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