第二十九話 冒険者ギルドの扉をたたいて
29話です。
読んでください。
俺たちは急いで、冒険者ギルドに向かった。なぜ急いでいるかというと早く帰らないと、学校の門が閉まって中に入れなくなるからだ。
普通は休日に朝から夕方にかけて依頼を受けるらしいんだけど、俺たちは金欠でこのままでは今日の晩御飯が買えなくなってしまう。だから急いでギルドに向かっている。
晩御飯が食えないことは飯好きの俺とエリーナにとっては緊急事態だ。
冒険者ギルドはかなり儲かっているらしく、質素だが1つ1つの作り込みがきれいで派手ではないけど、目が楽しい。次来たときはゆっくり見てみたいな。
エリーナもきれいだ、マニラもこれは・・ とか言ってびっくりしてた。
冒険者ギルドに俺たちは入った。中に入ると右側に受付があったので、2人と1匹で受付に向かった。受付の子は元気でかわいい子だ。髪の毛を頭のてっぺんでかわいくお団子結びをしていた。
「あのー、私たち冒険者登録したくて来たんですけど、」
「はい。冒険者登録ですね、少しお待ちください。」
そういうと彼女は奥の部屋に行き、紙を持ってきた。
「これから、ギルドの説明をしますので、この話を聞いてもらってからここにサインをお願いします。」
「「わかりました」」
「まず、冒険者ギルドに入ることのメリットは、依頼が比較的に安全に受けるようになれることです。ギルドの方で、事前に調べたりして、こちらでランク分けします。冒険者は自分のランクの1つ上までの依頼受けれるようになっています。
ただし失敗した場合、依頼の報酬額の1/3を払ってもらいます。
ここまでわからないところはありますか?」
「「ないです。」」
「次は依頼の受け方です。このギルドに入って左のボードに依頼が張り出されるのでそこから自分が受けたいと思うものを受付に持ってきてください。この受付の作業を行ってもらってから依頼に行くことになってます。
また、魔物を倒すことでも、ギルドからお金が出ます。魔物はランク付けされているので、自分に合ったランクの魔物を倒すことをお勧めします。
最後にこれは《魔法の袋》を持ってる人ではないと難しいのですが、倒した魔物を持ってきてもらうと解体と素材の売買などもできます。
何があっても自分より強い魔物からはすぐに逃げるようにしてくださいね」
「「はい」」
「で、決まりなんですが、1つ目、魔物は先に見つけた方に権利があります。正し、先に見つけた冒険者が応援を要請したり、緊急の場合は討伐に参加することができます
2つ目は冒険者同士での争いは禁止です。」
そのあとも、決まりについていたって、常識的なことを話してくれてギルドの説明は終わった。
ギルドの冒険者ランクは、DからSまでの5段階で、最初は誰でもDランクかららしい。
冒険者のランクは一つ上のランクを3つ達成すると上がれるようになっているらしい。ただし途中で1回でも失敗すると、また1つ下から始めないといけないらしい。
これはなんでも無謀な挑戦をしないようにするためだとか。
「えと、こちらが手続きの用紙になるのですが、ここにお名前とご年齢をお願いします。
文字が書けない場合は代筆しますので言ってください」
「わかりました。」
「あ、従魔がいるのでしたらそちらのお名前も『契約従魔』の所に書いてください。
名前は契約名ではなく、種族名でお願いします。」
エリーナがギルドの決まりに了解して書こうとしたら、受付嬢が思い出したように従魔の名前も書くように言ってきた。俺は『ホワイトラビット』の枠組みに入っていいのか怪しいがひとまずは『ホワイトラビット』で登録することにした。
エリーナの登録が終わると、マニラも用紙に名前と年齢を書き、登録を終えた。
俺たちはさっそく依頼を受けることを受付嬢に伝えると俺たちの実力はどれくらいあるか聞いてきた。だから、
『えりーな、元Sランク冒険者のダラムに勝ちましたって伝えて。』
俺は力が分かりやすそうなダラム先生を出した
「元Sランク冒険者のダラムに勝ちました」
「そうですか、元Sランク冒険者のダラムさんにですか。
・・って! あのダラムさんにですか!? どうやって勝ったんですか?」
「普通に頑張って。」
「失礼しました。自分の手の内は隠しておきたいですよね」
(あれ? なんかかみ合って無くないか?)
「・・となると実力的にはAに近いのかもしれませんね。なら、簡単だと思うんですけど、草原に出没するゴブリンの討伐、Cランクの依頼なんてのはどうですか?」
「報酬があるならそれでいいです! 私たち急がないと寮が閉まっちゃうんで、
ありがとうございました。」
俺たちは、礼をして草原に向かった。
草原についてもゴブリンがぽつんと立ってることはなかった。そりゃ、ゲームじゃないんだからそうか。
と思っていたが、少し奥の方でゴブリンのものと思われえる声が聞こえた。
《聞耳》はこういうときに便利だから優れてるよな。
『エリーナ! 左の森の方にゴブリンの声が聞こえる!』
「うん、分かった!」
俺たちは俺を先頭にして三角形の隊形になるようにゴブリンのいる方に走った。
俺が走ってるとゴブリンが弓を振り絞る音が聞こえた。
(もう気づかれたか。)
『エリーナ、マニラ、矢が飛んでくるかもしれないから気を付けて』
その直後俺たちに向かってやが数本放たれたが、2人とも余裕でかわして、ゴブリンに魔法をお見舞いした。
「私に水の力を! ウォーターボール!」
「私に火の力を! ファイヤーボール!」
エリーナが水魔法を、マニラが火魔法を使う。
何気にマニラが魔法を使うのを見るのは初めての気がする。
俺は無詠唱で何気なく呪文を使っていたが、普通は詠唱するんだよな。
俺はエリーナやマニラが詠唱することで自分やジンギ―くらいの実力がないと無詠唱ができないことを痛感した。
ちなみに呪文名を唱えるのはかっこいいと思っているからだ。決して中二病とかではない。
中二病じゃない・・・・・・・・・・
俺たちの魔法が当たり、ゴブリンは倒される。
エリーナは特訓と称されてたくさん魔物を狩ってきて慣れてるけど、マニラは大丈夫かなって思っていたけど心配は必要なかったみたい。
2人でを手を取り合って喜んでいた。
戻るときは途中まで、俺が《巨大化》を使って走って帰ったから、
夕日が沈む前にはギルドに着いた。ゴブリンは俺の魔法《収納》の中だ。
俺はギルドに着き、ゴブリンを捕まえたことを報告した。
「この短時間で、ゴブリンを倒してきたんですか!? 何体ですか?」
さっきの受付の子が対応してくれて、何体かったのか聞いて来た。
「15体です」
エリーナがそれに答える。
「ありがとうございます。依頼達成です。それにしても馬も持っていなさそうなのにどうやってこの短時間で移動して戻って来たんですか?」
「それは、うさちゃんに乗って、」
「えっ???」
「私たち魔物の引き取りもお願いしたいんですけど、」
マニラは、驚いてる受付嬢などは気にせずに引き取りの話を伝えた。
「それなら、依頼の達成金は魔物の引き取り時にまとめてお渡ししますね
魔物をここでは出せないので、付いてきてください。」
そういわれ、俺たちは魔物の堅いスペースがある裏の建物に案内された。
「ではここに魔物を出してください。」
「わかりました。うさちゃんよろしくね。」
俺はそう言われると、魔物を《収納》の中から取り出していった。
「これで、15体ですね。では依頼金と引き取り金の1万シャリキアです。」
待って。たった数時間で1万シャリキアも稼げるの!?、
読んでくれてありがとうございます。
この世界での依頼を受ける場所を酒場とギルドどっちがいいか悩んだんですが、ギルドにしました。
酒場に学生が入るとね。あんまりよくないから。




