第二十五話 HR
25話です
俺たちは上級生に案内され、教室に着いた
「きれいな教室だね」
「はい、きれいですね」
2人はきれいだって言ってる。前世の感覚から行けば普通ぐらいの清潔さだけど、この世界の人にとってはきれいらしい。
「じゃあ、私が案内するのはここまでです。ほかのSクラスの皆さんももうそろそろつくと思うので揃ったら、ホームルームが始まります。
では失礼します。」
そう言って案内役の上級生が帰っていった。
それにしても机が少ない4クラスに分けるから、1クラスは100割る4で25人くらいだと思っていたけど、違った。
少なくともこの教室の机は生徒用の12個と教壇の机だけだ。
『エリーナ、机の数が少ないね』
「そうだね。確かSクラスが上位12人でAクラスが20人、Bクラスが28人、Cクラスが40人だったと思うよ!」
『へ―そうなんだ。』
俺たちがそんな他愛もない話をしているうちに続々と、生徒が集まって来た。
最後の生徒が教室に入って、10数秒後には教員と思われる人が入って来た。
30代後半ぐらいで実戦経験豊富そうな男性だ。
「えー。今日からお前らの担任になったダラムだ。フルネームはカル・ダラム。
俺は正直言うと、そのー教員になるのは初めてだ。だからよろしく!」
ダラム先生が一通りの自己紹介を終えると間髪入れずに眼鏡をかけたお堅い感じの生徒が手を挙げた。
「おっと、質問か。メガネの坊主。」
「ダラムさん、私はアスカルド・ホーセルである。決してメガネの坊主ではない。
それでなんなんですか、貴方はこの学園の風格に合った方に交代をしてください。」
「なんだ、坊主。俺には風格がないから変われって言いたいんだな。だが、それは無理だ。俺をSクラスに任命したのはここの校長だ。だから何があっても変わらない。
それに俺にこの学校に合う風格を持っていないことは俺が1番分かっている。
それでも何か問題はあるか。」
「ぐっ、今はないです。すいません」
仮にも教員にすごいこと言うやつもいるんだな。こういうのって貴族だからできる横暴なのかな。
『あんなこと言うなんてひどいね』
エリーナが久しぶりに念話で話してくれた。
『そうだよな。』
「俺に質問があるやつはいるか? いないなら自己紹介を始めるぞ。」
「「「「・・・・・」」」」
「じゃあ始めるぞ。まずは主席からエリーナ」
「はい。今年度の首席で入学させてもらいましたエリーナです。従魔のうさちゃんと一緒に来ました。皆さんと仲良く過ごせたらうれしいです。よろしくお願いします」
エリーナが自己紹介を終えた。
「次は成績順でいいか? マニラ」
「はい。名前はマニラです。3年間よろしくお願いします」
マニラは、いつも通りのテンションで自己紹介を終えた。
「次は、ジルクニス」
「俺はジルクニスだ。剣術が得意だから一緒に剣の練習ができ居るやつがいたら俺と練習しよう。
よろしく頼む」
しっかりとした子だな。このくらいの頃は俺は半そで短パンで鼻水垂らして走ってたくらいだぞ。
「次は、ホーセル」
「僕は、アスカルド・ホーセル。僕の家の栄光に恐れて近寄りがたいかもしれないが、僕が付き合うことが得だと思う奴なら付き合ってやる」
はあ、こいつは何でこんなに上から目線なんだ。
「次は、マーシュ」
「私はマーシュなのー。授業中に寝ないように頑張りましゅ。ふあー」
この子、もう眠そうだよ。
「おい、明日はしっかり寝ておけよ」
「わかりました―」
ダラムがびっくりしてるよ。
「次は、ガーリッシュ」
「俺はガーリッシュ。闇魔法が使える。みんなよろしく」
闇魔法か、使える人はなかなか少ないみたいだから。すごいんだろうな。
(俺は全部持ってるけど)
「次は、クーデル」
「クーデルです。従魔にヒッポグリフのヒックがいます。よろしくお願いします」
覇気がないように見えるけど、大丈夫かな。た、多分ヒッポグリフの覇気が強いからだ。うん。
「次は、シャルロット」
「私はシャルロットと言いますシャル―とお呼びください。よろしくお願いします」
隣でお嬢様だーってエリーナが感心してた。一応貴族だから君もお嬢様なんだよ!
「次は、クラウス」
「俺はクラウスだ。この学校では剣と学術を学びに来ました。よろしくお願いします。」
おっ、ジルクニスの相手がいるじゃないか。
「次は、シルフォ」
「私はシルフォです。皆様とこの学園で出会えたことをうれしく思います。よろしくお願いします」
落ち着いて喋っていって、美男子だな。
「次はサントラ」
「父が有名なトラル商会の会長をやっていますわ。よろしくお願いしますわ。」
トラルって俺でも知ってる成金で有名なところじゃん。そこの娘さんか。めんどくさいことになりそう
「最後はザフ」
「ザフです。皆さんの迷惑にならないようにするのでよろしくお願いします」
「これで自己紹介はおしまいだ。まだ言っていないやつはいないな
次はこれからの学園生活を送るうえで班で活動してもらうことが多くなるそのためのチーム分けをしてもらう。4人1組な。じゃ、各自で組め。みんなの使用武器と得意距離の票を張り出しておくから」
班決めか。誰一人犠牲者を出さずに組めるといいな。
「マニラ!一緒に組もう」
「うん。」
あっ、真っ先に選ばれてマニラもうれしそう。
「後2人だね。どうする」
「実践活動をするなら魔法使い2人だと少しつらい。うさちゃんは近距離も強いけど、本職は魔法だし、」
『マニラ、なら近距離があと1人、と中距離的なのが1人でいいんじゃないかな。
俺は状況に合わせて前に出るから』
『わかった。うさちゃん。なら、中距離のマーシュと近距離のシルフォでいいかな』
『近距離ならジルクニスの方がいいんじゃないのか』
『私暑い男苦手』
あっ、さいですか。
「決めたなら早く誘いに行かないと」
『そうだな。競争率の高そうなシルフォから行くぞ。』
俺たちはシルフォのもとに歩いていく。
途中、ジルクニスと、クラウスが楽しそうに剣術の話をしていた。本当に剣が好きなんだな。
「シルフォ君、私たちと一緒にチームを組みませんか?」
「いいんですか? ありがとうございます。実は私もあなたと一緒に組みたいと考えていたところなんです!」
シルフォ君は1発OKだった。
次はマーシュ、このクラス唯一の中距離が得意なマーシュだ。実技の時は弓に魔法を付けて飛ばしていたらしい。本来はいろんな飛び道具を投げて敵を倒したりするらしい。
見た目と相反して、その技術はすさまじい。
「マーシュさん、私たちとチームを組みませんか?」
「うーん? いいよー。」
一瞬悩んだからびっくりしたけど、良かったみたいだ。
俺たちのチームはこれで決まったから先生に報告しに行った。
報告しに行くとき、ホーセルが偉そうに俺のチームに入れてやるからこいってエリーナを誘っていたけど、もう決まっているからということで断わった。
俺たち以外のチームはこんな風だった。
まず、剣が大好きな、ジルクニスとクラウスの前衛2人とクーデル(とヒック)とシャルロットの後衛2人で合わせて4人チーム。
多分俺たちと同じくらいバランスがいい。
ホーセルのチームでは、商会の娘だからとサントラをチームに入れ、
残った2人のザフとガーリッシュだ。
なんでもガーリッシュの闇魔法とは初級でさえ相当な力を持つらしい。
まあ、人間の中ではの話だが、
多分、チームの強さは、
エリーナチームが俺がいることで飛びぬけていて、次が、ジルクニス、最後がホーセルだと思う。
俺たちのチームは俺を抜いても多分この順位で、俺一人でこの3チームに勝てるくらいの強さを多分持っている。
これで、チーム分け良かったのかな?
閑話はこの日の夜の事です。
読んでくれてありがとうございます。




