第二十三話 試験から帰って
眠くてかけなかったところ書き足しました。
23話です
徐々に夕日が沈みだして来た中、俺とエリーナはマニラと合流するために約束しておいた、校門前に向かった。
待ち合わせをしている人がかなり多いみたいで、見渡す限り人だらけだ。
俺たちはなかなかマニラを見つけられない。
「痛っ!」
エリーナが人にぶつかり流されてしまった。
『エリーナ!?』
気づいた時には、俺もエリーナも離れ離れになってしまった。
『私は大丈夫! うさちゃんも大丈夫』
俺が焦ってもエリーナは冷静に念話を使ってきた。
俺は仕方ないから、念話でマニラに先に宿屋に帰っていくようにお願いして、《フライ》を使った。
『エリーナ! 俺が今から飛んでいくから、声を出していてくれ、そうすれば声で、どの辺にいるかわかるから!』
「あー。うさちゃん、ここだよ。あーーーー。うさちゃん、」
あーーーって声出してくれてる。けなげでかわいい。
早く見つけないとな。
あの辺から声が聞こえてくる。
エリーナ、エリーナ、エリーナ。あ! 居た!
『上にいるよ、今迎えに行くよ。』
『分かった。うさちゃんありがとう』
俺はエリーナを見失う前に、真っ逆さまで下に向かった。
俺は、高いステータスに物を言わせエリーナを持ち上げると、《透明化》を使って人より3メートルくらいの高い位置を飛んだ。
エリーナは少し高くて怖いみたいだけど、師匠の実践方式の修行に比べれば、屁のようなものだから俺がお願いすると静かにしていてくれた。
このまま人だかりが減るところまで運べればいいんだけど、かなり人が多い。
空から人が下りてくるのを見たらどうなるかは簡単に予想できる。
基本的に一般人が知らない上級魔法のフライを使えるんだ。
普通ならどうやって飛べるのか気になるところだろう。
そうしたら俺たちは、「俺たちにも飛ばさせてくれ」とか「俺にも飛び方を教えてくれ」とか、貴族なら「俺の屋敷で働け」とか頼むだろう。
そんなことをしたら俺たちの学園生活がハチャメチャになってしまう。
だから、人がいないところで降りる必要がある。
俺は人がいない路地裏を見つけた。
『エリーナあそこで下に降りるからな』
『うん』
『そっからは歩いて宿屋に戻ろうな。』
『りょうかい』
こんな風にしてると、どっちが主なのかわからなくなってくるな。
俺は地面に着地した。
『着いたよ』
『ふうー。やっと着いた。べ、別に怖かったわけじゃないんだよ。本当だからね。信じてね。』
やせ我慢しているのが見え見えだけど、ここは乗っといてやるか。
『エリーナは高いところが怖くないなんてすごいなー』
『う、うん、すごいでしょう』
なんで人は嘘に嘘を塗り重ねるんだろう。ちょっと意地悪するか。
『じゃあ、この後の帰り道もとんでいこうかなー?』
『いや、いいよ。うん、なんかこう歩きたい気分だから。』
『そうかじゃあ、歩いていくか!』
俺たちは、宿屋に向かった。
宿屋に着いた頃にはすっかり日は落ちていた
先に部屋にマニラがもう座っていた。
「たっだいまー、マニラ」
「おかえり。エリーナ。」
あれ? 俺は? エリーナはお帰りって言ってもらっているけど、俺は?
俺って、主人だよね。おかしいな。目から涙が出てくるんだ。寂しいのかな
『ただいま、マニラ』
『おかえりなさい』
少し、そう少し、距離を感じる。なんで敬語なんだろう。き、きっと、主だからだ。
自分で言ってても悲しくなる。そういうことなんだな。
まあ、いい。
『マニラ、手ごたえはどんな感じだった?』
「多分全部できた。魔法も問題なしだって。」
「マニラちゃん。すごい! 私は最後の算術の問題わかんなかったのに」
えー。マニラってそんなに算術が得意なの。エリーナだって結構勉強してたのに。
すごいな。
俺たち3人は、確かな手ごたえがあったから明日の結果発表を心待ちにしていた。
翌日、俺たちは、結果発表を見に学校に足を運んだ。
2人は試験大丈夫そうって言ってたけど、実際は3つくらい違う人も受けてる試験なんだ。
だから受かる可能性は低い気がするけど、どうなんだろう。
『いよいよ結果発表だな』
俺はそんなことを考えながらも2人の気分を落とさないようにプラスの言葉をかけた。
「そうだね。でも、私たちのどちらかが落ちたら大変だね。」
「エリーナちゃんは落ちないと思います。私は・・」
「そんなこと言って、余裕で受かってるんでしょ受かってるんでしょ。」
『確かにな』
俺たちは他愛もない話をしながら学校に着いた。
ちなみに従魔の性能は、本人の点数に全く影響がなくて、エリーナ本人の実力でしかない。
そんでもって、俺の合格もエリーナの合格と一緒らしい。
合格発表の掲示は校門をくぐって少しの所に貼ってあった。
『結果探すか』
「うん」 「はい」
俺とエリーナとマニラで結果を確認する。
「あった! マニラちゃんの名前があったよ!」
「私も、エリーナの名前を見つけた」
2人ともあっただと!?
びっくりだ。エリーナは可能性があるかな?ぐらいでマニラはむりだろうなー。っておもってたのに2人ともすごいな
びっくりして呆然としている俺を横目にエリーナは、さらに衝撃の事実を告げる
「マニラちゃんの成績は全教科で299点だって、国語が1点減って99点だったみたい」
「エリーナは300満点中290点ですよ。テストの点数の内訳表を見ると数学の最後の問題の配転が大きかったみたいですね。だから点数がそこだけ10点落ちて290点です。」
二人とも好成績だと!?もうわかんないや、二人が優秀なのか???
とにかく明日からの寝床も決まってるし、お金はただで泊まれる国立学校に行けてよかったー。
読んでくれてありがとうございます
これからもしっかり投稿していきたいと思ってるのでよろしくお願いします。




