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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第一章 可愛いだけで生きていけない!?
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第二話 かわいいだけでは生きていけない

2話です!

半分1話の続きみたいな・・・・

 翔也は目の前に広がる青白く光る幾何学模様がよく漫画やアニメの魔法ものに出てくる魔法陣と分かった。これを見た瞬間、翔也の頭はパンクしそうになった。が、はち切れる前に落ち着きを何とか取り戻す。


 俺の記憶が正しければさっきまで海にいたはずなんだが。

よし、落ち着けこれは夢だ。うん。

多分、本当の自分は海水をのんで気絶している。だから今、こんな夢を見ているんだ。うん。

でも、よく見ると俺の知らないものが俺の視界に入っている。


 もし、これが本当に夢なら夢には、自分の知らないことは出てこないし、痛みは感じると聞いたことがある。


・・・・・もしかしたら現実なのかもしれない・・・・

顔をあげて目の前を見る

で、俺の目の前には魔法陣があってよくわからん建物の中に入ってる。

落ち着け、俺。

もう一回目をつむってー

・・開いてー

目の前にはやっぱり魔法陣がある。

つまりだな。「俺は異世界に転生してしまった。」


 俺は驚いて、声を出したが、上手く声が出なかった。いや、出せなかった。

その代わりにウサギの鳴き声が物凄ーく近くでした気がする。

もう一回試しに声を出してみる「あ・い・う・え・お」

あれれ、またウサギの鳴き声が近くでした・・・・

自分の手は白くてもふっとした何かになってるし、自分の目線はうつぶせの人と同じくらい低く、体は、雪のように白い・・・・


 そして目の前いたいけな少女の放った「やったー! かわいい、白いうさぎさんだー。」という歓喜の声。

(あっ・・)

 この瞬間、彼の脳みそは、少女の言葉でパンクした。つまり、自分がウサギになっていることに気づいてしまった。




「うさちゃん。大丈夫?」

たった今、耳に届いて来た心配そうな声で目を覚ます。俺は少しの間、気を失ってしまったようだ。

「これからね、私 と うさちゃん は じゅうまけいやく っていうのをするの。」

じゅうまけいやく?なんだそれは、うーーん、あ、従魔契約か! 従魔契約ってどういうことだ???

「それでね、少し痛いかもしれないけどがまんしてね。」

痛い・・

でもこの子、ものすごくかわいい。天使のような笑みだ。俺はなぜだかこんな状況だというのに思わず、テンションが舞い上がってしまい

「キュッー」

とウサギの声で返事をしてしまった・・

(恥ずかしい・・)




 

 《従魔契約》は一瞬で終わった。体が紫に光って、ビリッと電気が全身に流れたような気がしたらもう終わっていた。《従魔契約》は何日もかかってやる儀式的なものではないみたいだ。

ちなみにこの子は今、

「わたしのへやに連れていっていい?」

と両親に聞いているみたいだ。この世界の言葉は一切知らないはずなのになぜかそう言っているような気がした。

かわいらしい上目遣いでお願いする娘を前にして両親は少しためらって、でも、

子供の自主性を重んじてからなのかはわからないが、部屋に連れて入っていいことを許可した。

父「いいぞ」 母「いいわよ」

 来たばかりの従魔と1人と1匹にさせるなんて普通だったらやばいんじゃないか? と1人思案したけど、そんなことはお構いなしに俺は小さな手で持ち上げれて子供部屋に入った。

(小さな手でも持ちあげられる俺は・・)




 俺はこの子と話して。まぁ正確には聞いているだけなんだけれど。いろんなことがわかった。

 まず、この子この子とさっきから言っていて申し訳なかったが、この子はエリーナというそうだ。

それで、そのエリーナは、俺に「うさちゃん」と名前を付けてくれた。正直、これ以上にないレベルの安直だったけど、素でかわいいと思った。

俺は従魔になった影響なのか、それともエリーナがかわいいからなのかエリーナを守れるようになりたいと強く、強く感じた。


 俺の生物としての学名は、ホワイトラビットという名前らしい。思っている以上にそのまんまだった。俺という存在がいるから予想はしていたけどほかにも魔物はたくさんいるらしい。

例えば、エリーナの話に合ったのはRPGの王道、スライム、ゴブリン、オークなど。

他にもドラゴンという神話上の生き物もいたみたい(あくまで神話上の生き物だ)だ。

この話を聞いた時、俺は初めて知ることと、魔物、魔法というものを知りとってもワクワクしていた。


 しかし、そのあと、驚きの事実を知ることになった。

エリーナは当たり前のことのようにこう言った。

「私は生まれつきからだがつよくないの。だから私の代わりとして従魔として魔物たくさん倒してね。よろしくね! うさちゃん」

とのことだ。

 なんでも今は6歳で来年からエリーナは学校に通うことになる。自分の弱い体を補うために入学の1年前に俺を呼んだみたいだ。俺は明らかにスライムにすら勝てなさそうなかわいいボディなのに。

俺にどうしろというんだー!


 かわいいだけのペットで生きていけると思っていたが、そうは生きていけないようだ。

戦うなら、ドラゴンとかにしてくれよ・・ 神様ーーー!


 読んでくれてありがとうございます。

誤字脱字があったらなるべく早く直すつもりです。

もしよかったら評価のほうもよろしくお願いします。

3日に1~2回のペースで投稿していくつもりなのでブックマークの方お願いします。

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