第十八話 狩りから帰って
18話です。
料理をお願いしたけど、誰も考えていない問題があった。
料理に使う肉は基本的に大きくても、枝肉という何枚かにおろされた肉で、普通に丸々1匹の「ブラックバッファロー」を解体して料理することができないということだ。
みんなの気持ちが一気に下降する。
静まり返った空気の中、女将さんが口を開いた。
「あんた、解体ができるやつ知らないの?」
「んなも知るか!」
あ、ヤバい。このままじゃまた喧嘩になってしまう。俺が《エアーカッター》を上手ーく調節して、切ればなんとかなるかな・・
『俺が切ってみてもいいですか?』
おかみさんと旦那さんの間に入って、提案してみた。
「いいけどできるのかい?」
『どこでやればいいですか?』
「うちの中庭を使ってください」
ある程度気いればいいらしいから、《エアーカッター》を手の所にまとわせる包丁みたいなもの出来ればいけるかな。
『(エアーカッター)』
まずは頭を切って
『《ブラックホール》』
血が出てここが汚れるところだった。もし今ここで血のシャワーが出て、かかったら中庭が"血塗られた中庭"になるとこだった。
まあ、このブラックホールの調整をいじって、血だけ吸えるようにした。
ちなみにこのブラックホールは、普通に使っても、大気や光などは吸わず、どちらかと言えば、
個体の特定のものを吸収する小さい掃除機みたいなもんだ。
そしたら皮をはいで、肉を足といくつかの体のパーツをとって最後にこの血臭いにおいを《ブラックホール》で吸って、これでいいかな。意外と早く終わったな。次からは宙に刃を浮かせて
もっと作業効率を上がられそうだな。
『女将さん! できました」
俺は女将さんに完了したことを伝えて、扉を開けた。
「うさぎさん、本当にできたのかい? 随分と速かったじゃないか。これから私が腕を振るって料理を作るから、部屋でご主人様と待っていてくれるかい?」
「わかりました。それではよろしくお願いします。」
俺が中庭から出ると同時に元いたところからは「あんた肉運ぶの、手伝いなさい!」というおかみさんの叱責が聞こえた。
さてと、エリーナが部屋で待ってるみたいだから早くいきたい、所だけど俺は少し血で汚れてるから体を洗いたいな。うーん体の周りの1センチくらいを火魔法で温めた水魔法の水、温水をまとわせて《シャワー》、それを乾かす火魔法と風魔法の複合魔法これを「魔法の書」でうまく作れないかな?
―成功しました―
―《シャワー》と《ドライヤー》を獲得しました。-
それにしても便利すぎて逆に怖いくらいだな、魔法っていうものは。
確かに覚えるには大変だし、複合魔法を使う条件は、複合したい属性を上級まで伸ばす必要があるから、大変なんだけど。そこまでは時間がかかるけど、圧倒的に人生が楽になって、便利になる。
長命種のエルフなんかが魔法を使って、生活し、ヒトが使わないのは多分生きてる時間に覚えたとしても、60、70になってから、大したことができないと思っているからだろう。
俺は、魔物に人の知能が入ってい普通より覚えるのが多分簡単なんだけど、エリーナは自分の中の魔力の流れを感知するだけで約1年かかったというしな。
じゃ、少し宿から離れた人目のない路地裏で体を洗ってこよう。
夜道を歩くこの4足の裸足の感覚は気持ちいな。なんというか、こうひんやりしていて、開放感があるというか。いいよな。
「おい!そこのウサギ何で街中を歩いている」
やべ、衛兵に見つかった。のんきに歩いている場合じゃなかったなぁ。
「ピーーー」
警笛がなった。おい!こいつ1匹のウサギを倒すために普通仲間まで呼ぶか?
仕方ない。
『《インビジブル》俺は! お前らに迷惑かけねぇし、ヒトの従魔だから追ってくんなよ!
俺も自分の命、主人の命にかかる火の粉はしっかり消すからな!』
俺は、大急ぎでその場を後にした。
この辺で体を洗おうかな。
『《解除》』
俺は路地裏に入って驚いた。大きな麻袋が動いたのだ。
『(中に入っているのは魔物か?)』
俺は警戒しながら1歩1歩、奥へと進んだ。
俺は袋の入り口の方にまわりこむ。
麻袋は袋の入り口の方がきつく結ばれている。
俺は、《エアーカッター》で切り、麻袋を開けてみた。
そこから出てきたのは、予想どうり魔物と言いたかったが雰囲気が今までの魔物と違う。ヒトのような体を持つ生物だ。
『オマエハナンダ?』
袋の中のモノが俺に話しかけてきた。
読んでくれてありがとうございます。
少し短めなのですが、展開が早いのか?遅いのか?が分からない状態です。
ちょっと不安。
次は、明日か、明後日が投稿です。




