第十二話 魔法の先生
第12話です。
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俺がしゃべれることが、爺さんにばれてしまった。
「お主喋れるのか、儂の言うことは分かるのか、何時から喋れるのか、どうやって喋れるようになったのか、儂に、儂に教えてくれ。」
うわっ! 爺さんががっついて来たよ。少し、少しね、気持ち悪いかなこの爺さん。
どうしよう?
嘘ついてもしょうがないし正直に喋ってみるか?
『えーと。喋れるのは、最近気づいたけど、人の言葉は最初から理解できてた。と思います。
さ、さあ、授業始めましょうか?(近い、近い、この爺さんがっつきすぎ!)』
「おー、そうじゃったな。儂としたことが少し熱くなってしまったわい。」
少し熱くなるね・・・ 湯気みたいな蒸気みたいなものが爺さんの頭の上から見えていたのは気のせいだったんだろう。
「まず、水の魔法の初級、ウォーターボール打ってくれ! そうだな、お主の最高威力でだ。」
ウォーターボールの威力を上げるなら、魔力をふんだんに使って、飛ぶ数、大きさ、速さあたりをいじって・・・
『ウォーターボール』
よし上手く1メートルくらいの水の玉が5個できた。これを思い切り飛ばす。
いけっ!
ウォーターボールが発射されて、目標地点に着くと、木を切り倒して、そのまま地面をかなりえぐり
散らかした。
『(我ながらすごい威力だなー)』
「お主は、ウォーターボールを教えてから少しの時間しか経っていないのにすごいなー。
しかし、これくらい小さいのを3つも宙に留まらせることはできんだろう。」
『師匠、これは小さくて、多い方が制御が大変ですよね?』
「うん? できるがこのサイズで3つは儂でも最近になって出来るように成ったことだぞ!」
小さい水滴を大量に出すイメージだ。
『ウォーターボール』
「お主いくつ出したんじゃ! ひ、ふ、み、よ、いつ、む、なな、や、ここ。9個じゃと!
どうやったらそんなに多くの水の玉を小さい状態で出せるのじゃ?」
なんてことだ。元賢者の爺さんの3個をはるかに超えて3倍の水の玉を出してしまった。
こりゃ、少しセーブした方がよかったかな。
で、玉をどうやって出せばいいかということだったかな。
うーん。なんて説明すればいいかな?
『えーと。師匠、大きい水をたくさん出した後、そのすべてを小さくする感じです。』
「儂もそうやっているのじゃが。儂の単純な実力不足か。
ウォーターボールはいいから、火の魔法を今日は教えるつもりじゃ」
あっ、変えた。話題を変えたよ。この爺さん。
まっ、どっちでもいいんだけどね。
「火の魔法の初級魔術は、ファイアーボールじゃ。こんな感じで火の玉を飛ばすのじゃ。
火の色は、赤、黄、白の順で熱くなっていく。
水と違ってこれは高い温度のほうが維持が大変なのじゃ。
飛ばすのは水と同じ要領じゃ!」
あれ? 火って、青が一番熱いんじゃなかったけ?
前世のガスバーナーの実験の時、青い方が熱いって言っていたような気がするし。
『ファイアーボール!』
俺が唱えた瞬間、20センチくらいの青い火の玉が飛んで行った。
「お主どうやって、青い火を出したのじゃ?」
『教えてあげようかなー? どうしようかなー?』
「頼む。どうか儂に教えてくれ」
俺が挑発的に言ったのにまったく気にしないどころからどうやるか聞いて来た。
仕方ないか。でも、俺だけ使える青い魔法はかっこいいしなー
『じゃあ、2つ条件がある。1つは俺に師匠の知っていることを全て教えてくれ。
もう1つは、俺と師匠だけの秘密にしてだれにも伝えないことだ。』
「約束は守るから、速く、速く儂に教えてくれ。」
此奴しっかり聞いているのか? まあ忘れていても、なんで火の魔法が青い状態で使えるようになったか思い出させればいいだろう。
『まず、普通の火を出して、そこに空気を足していくイメージだ』
「空気をか?」
まあ、正確には、酸素なんだけど。
『そうだよ。最後まで話を聞いてくれ! 空気を下から大量に出すと火が青くなる。で、抜けば赤くなる以上だ。』
「やってみるのじゃ。これは、なかなか難しいのじゃ。うーん。できたのじゃ。
でもどうやってお主はそれを発見したのじゃ?」
爺さんが青い火の魔法を出せたみたいだ。どうやって発見したかは単なる思い付きにしておかないと
本格的にヤバくなりそうだ。
『じゃあ、爺さん他の属性の魔法も教えてくれよな! 約束しただろう』
「なに!? 儂がいつそんな約束をした。って、あっ、儂がさっき青い火の魔法を知るときじゃ。
お主、儂をはめたな! クッソー。」
この後、各初級魔法の効果と特徴を教えてもらった。
まずは、戦闘に役立つのが、風の魔法のエアーカッター、これは、複数の風の刃を飛ばす技だ。
同じく、風の魔法のエアーシールドは、防御に使える、空気圧で見方や自分を守る技だ。
最後は、土の魔法のストーンラッシュは複数の石礫を飛ばす技。ストーンシールドは目の前に石壁を出す技だ。
次が、非戦闘系の魔法、草の魔法のグロープラントこれは、生物の成長を早める技だ。
水の魔法が、ウォーターヒール、体の擦り傷等を治す。
火の魔法は、1つしか初級魔法がないみたいだ。
これで、全ての基本魔法が習得できた。
【うさちゃん】
種族 : ホワイトラビット
レベル : 651
体力 : 1970
魔力 : 1348
攻撃力 : 1670
防御力 : 1321
素早さ : 2019
種族スキル: 俊足lv.4 素早さが2~16倍になる
跳躍 高く跳ねることができる
聞き耳lv,2 半径100mの物音を聞き取りやすくなる
巨大化 でかくなり、2足歩行になる
スキル : ステータス 自分や相手のステータスを見れる(1部分表示可能)
火魔法初級 ファイアーボールが使える
水魔法初級 ウォーターボール、ウォーターヒールが使える
風魔法初級 エアーカッター、エアーシールド
土魔法初級 ストーンラッシュ、ストーンシールド
草魔法初級 グロウプラント
しっかり5つの魔法の初級は習得できているみたいだし、良かった。
次来た時には、特殊属性の光と闇の初級魔法か、基本属性の中級魔法を使えるようにしてもらおう。
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