第十一話 トラウマを乗り越えて
第十一話書きました。
森に着いて、爺さんに
「今日は森にいるダークウルフを2人に倒してもらうつもりじゃ。」
と急に言われて驚いたけど、よく考えてみたら、余裕だったわ。あはは。
爺さんが、ドやるの阻止するのと俺が強いことを証明する作戦、題して「ドやり返し作戦」だ。
爺さんがローブを噛んで悔しがる光景が目に浮かぶ。
よし、そろそろ奥の方に着いたから、俺の匂いを嗅いであのオオカミも出てくるだろう。
早くしないと、エリーナが飽きてしまいそうだ。
速く探しに行こう。
『オオカミさーん! オオカミさーん! 出てきてくださーい』
「ぐるぅぅぅぅ」
オオカミさんご登場だー!
『エリーナ、オオカミが出てきたよ』
『ほんとー! オオカミさんでたの? エリーナ魔法を使っていい?』
うーん、ダメと言ったら怒りだすか泣き出してしまいそうだから。俺が抑えてるところに魔法を打ってもらうか。
『いいぞー。ただし攻撃の届かない範囲で俺が撃て! と言った時に撃ってくれ!
たのんだよ。エリーナ』
まずはオオカミをエリーナが見えて届かない距離のところにおびき寄せるか
オオカミに念話で
『こっちだぞ! オオカミさーん出ておいで!』
『お主、我を馬鹿にしたな。その不敬お前の命を持って償わせてやる!」
此奴かっこつけているけど、相手の実力もわからない馬鹿だぞ。
まぁ、仕方ないか。俺はこの前会ったときは、逃げることしか能がなかったウサギだったからな。
よしまずは、あいつの動きを観察だ。これは狩りの基本だと俺の本能が言っている。
前足のひっかく攻撃、かみつく攻撃、突進、ジャンプしてからの攻撃、俺は全ての攻撃をかわしながら相手の癖を見極めていった。よし、一番隙が大きいのは前足の攻撃だな。
次どっちかの前足で攻撃を仕掛けてきたら、もう反対の足を切って動けなくして、そこをエリーナに水魔法で止めを刺してもらおう。
『エリーナ、水魔法をいつでも出せるように準備してくれ!』
『わかったよ! うさちゃん』
これはジャンプ攻撃だ。この次は高確率で前足攻撃だ、相手をよく見て動こう。
よし左前足攻撃、右足を引っ搔いて相手の足にダメージを与える。オオカミの右足が飛んでいく。
『エリーナ今だ!』
「いくよ! えいっ!」
エリーナの杖から水魔法が飛び出る。次の瞬間、顔に当たる。
『(だめだ。狙いが当たっているけど威力が弱い) ウォーターボール!』
<ドタ>
―経験値を獲得しました―
―レベルが651になりました―
【うさちゃん】
種族 : ホワイトラビット
レベル : 651
体力 : 1970
魔力 : 1348
攻撃力 : 1670
防御力 : 1321
素早さ : 2019
種族スキル: 俊足lv.4 素早さが2~16倍になる
跳躍 高く跳ねることができる
聞き耳lv,2 半径100mの物音を聞き取りやすくなる
巨大化 でかくなり、2足歩行になる
スキル : ステータス 自分や相手のステータスを見れる(1部分表示可能)
ふぅ、倒した。レベルも上がったし、良かった、良かった。
でも俺、オオカミの足にダメージを与えるつもりだったのに、ちょん切ちゃった。
俺は強くなりすぎてしまったのか?
さて、本題の爺さんの顔を見に行くか。
おっ、エリーナがもう爺さんにドやっているぞ。
「ししょー、勝ったよ。」
「うぐっ。まっ、まぁお主らなら勝てると思っていたぞ!」
爺さんが悔しがっている。なかなか人が悔しがるのを見るのも面白いな。
『エリーナ、師匠がなんか悔しがっているよ!』
『本当?』
『本当だよ! 聞いてみれば「悔しいでしょう?」って』
『うん、聞いてみる』
どうなるかな。どうなるかな。
「ししょー、悔しいでしょう?」
「何を言う、わ、儂がかっこつけたいとか思ってなかったのじゃ」
この爺さん、口笛まで吹いていてわかりやすいな~ 本当に元賢者なのかな?
「もう、帰るぞ!」
爺さん、怒ちゃったよ! ま、もう狩りも終わったし帰るか。
ついでにキノコも集めながら帰るから。
家に着いたら、爺さんは帰ってしまった。3日後にちゃんと来てくれるよな?
さて、今日のご飯は、、リンゴじゃなくてあっぷりゅか、やった!
あっぷりゅは甘くておいしいんだよな。
3日後、ジンギ―はちゃんと来てくれた。今日はなんでも、エリーナの授業をさっさと終えたら、俺の授業をしてくれるそうだ。それまで、外で遊んで来ようかなー?
結局、暇だから外に出てきてしまった。首輪はしてるから従魔と分かるし、この前オオカミに話しかけた要領で話せば、会話もできるだろうし、レッツゴー!
第一村人発見! 子供だ、子供のほうが話しかけられても、信じて会話してくれそうだ。
それにかわいい女の子みたいだ。
『もしもし。聞こえる?』
「だれ?」
『下だよ下。足元にいるウサギだよ!」
「うわっ、ウサギがしゃべった」
おっ、しゃべった感じ、感触はいいな。
『今暇なんだけど、君今何しているの?』
「君じゃないよ。チルだよ! 今はね、薪を集めに行くんだよ! 一緒に行く?」
『うん、着いていくよ!』
よしこれで、人と話せることの確認ができた。このままついて行って薪を集めたら、エリーナの家に戻ればちょうどいいかな?
薪がかなり集まってきた。重そうだし、手伝ってやるか!
『おいっ! 手伝ってやるぞ。 背中に薪を乗せてくれ!』
「ありがとう」
此奴、実は男、のくせに、エリーナに引けを取らないくらいかわいい!
なんでだ?
拾った薪をチルの家に届けてエリーナの家に帰ってきた。
『爺さん、かえってきたぞー』
ってうっかり喋りかけてしまった。失敗した。すぐ飛びついてくるぞ・・・
来た。。。
「お主、今、わしにしゃべりかけてきたじゃろ?」
爺さんって言ったことは、忘れているみたいで良かったけど、喋れるのがばれてしまった。
面倒くさいことになりそうだな。あーあ。
『はぁー』
俺は大きいため息をついた
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