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うさちゃんに転生!?  作者: ほーほー
第五章 フレーデルの街
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第九十八話 ぎししー。暗黒龍ダウネじゃ!

 ぎししー。98話じゃ。

読んでみてくれ!

 弾けたサンダさんをしり目にダウネはお姉さん大丈夫~?と楽しそうにぴょんぴょんはしゃぎまわってる。

ダウネは意気揚々とサンダさんの肩をポコポコたたいてる

俺はそんなサンダさんを見なかったことにして

「ダウネは何であんな老人の格好してたんだ」

と尋ねた。

ダウネは「いや、それは・・・」と、歯切れが悪い。

「教えてもらいたいなー?」

「わかった、わかったのじゃ。おしえてやろう。儂がかっこいいと思っていたのじゃ!」

「あの老人がー?」

ボロボロの服で白いボサボサの長髪で髭モジャモジャでかっこいいとは龍の感性は人間とは違うのか・


 龍を名乗る少女は本当に龍で、サンダさんは混乱。

俺もよくわからなくてなってきて、《巨大化(ビッグラビット)》でサンダさんと龍少女ダウネを背中に乗っけて、街へ帰った。

「うわー! たのしいー!」

とダウネ。

「うえー。もう終わりだー」

と病むサンダさん。

俺はサンダさんに大丈夫です。大丈夫ですから。といってなだめた。


 街に戻る最中もダウネは俺の背中で跳ね、儂が飛ぶより早いかもー!!とはしゃいでいた。

上で成人女性のうめき声が聞こえた。酔ったかな・・?

「ウサ君・・ちょっと・・待っ・・げえー・・」

あー。サンダさん吐いちゃった・・

俺は一回止まり、ブラックホールで吐いたものを掃除して、《収納》からタオルと水を出した。

タオルで顔を拭いて、水を手渡した。

「大丈夫ですか?」

「無理無理・・ 気持ち悪い・・」

俺はサンダさんが寄ってしまったので、どうしようかと思いあぐねていたら、ダウネが

「儂の背中に乗って飛んでいくか?」

と言いて来た。

「ちなみに乗り心地は?」

龍の背中に乗って空を飛んだらぐわんぐわん(・・・・・・)と揺れて大変じゃないかな。

「うーん? 乗り心地かあ、儂は気持ちよく飛べるけど、誰も載せたことないからな。だって高貴な龍の背中に人間なんて乗せるものか。冗談で言って見ただけじゃよ」

俺はうなだれる。

「お主、龍の背中に乗れると思って興奮してたのか? なら、悪かったな。ぎーしっししししー」

ダウネが豪快に笑った。

「あーそうだ(いや、よくわからない冗談で疲れたんだけどな)」


 サンダさんの吐き気もひと先ず落ち着いて来たので、俺たちは《飛翔(フライ)》で戻った。

サンダさんは飛びながら、

「君もこの魔法が使えるなら、最初からみんなで飛んで帰ればよかったじゃん」

「そうしたかったけど、病んで動けなくなっていたのは誰でしたかな~?」

俺は皮肉たっぷりの返事をかえした。

「あ・・・・動けなかったときは・・その・・ありがとう・・」

「どういたしまして」


 街に着いたら、門の衛兵さんが来た。

「賢者さん、ウサさん。それとー・・」

「ダウネじゃ」

ダウネが返事する。

「賢者さんなんですかこの子? 街を出るときにはいませんでしてけど・・」

「あーそれは、こいつとの子供だ」

サンダさんが俺の肩に飛びつく。

「え!?」

衛兵さんは驚いて声を上げた。

「(サンダさんって変な冗談言うんだなあ)サンダさんの冗談ですよ。俺の子供じゃないです」

「儂は龍。暗黒龍ダウネじゃ!! ぎししししー」

龍少女ダウネの豪快な笑い声が響いた。

「サンダさん、これまた上手な芝居ですね驚かされましたよ」

「・・・・」

「・・・・」

「本当なんですか」

サンダさんも俺もこくこく(・・・・)と無言でうなずいた。





 「どういうことですか!?」

街の市長がサンダさんに怒鳴ってる。

門の詰め所で俺たちは詰問されていた。

「ここは、大勢の一般市民がいる町なんですよ!」

「いや、だから私も知らないわよ! 付いてきちゃったんだから!」

さっきから、二人とも「安全が!」、「知らない!」の一点張りで全く、話が進まない。

 正直、こんな詰め所抜けようと思えば俺もサンダさんもダウネも無傷で抜け出せるだろう。

だから、ここで話してるのはどっちかというとお偉いさんを納得させることが目的だ。


 しかしだなー。

こうも話ができない事ってあるのかな・・

最初は「賢者」“賢い者”だから、もう、それは、本当に、すぐに言い負かしてダウネを楽に街に入れると思っていたのに。

もう2時間くらいは軽く時間がたってる。

2人を(ほう)ってダウネに念話で話しかける

『(はーあ。)なあ、ダウネ、俺と従属契約結べば街に入れると思うんだけど』

『それは駄目じゃ。高貴な龍は人のもとにつかん! まあ、例外も過去に居ったけど・・」

『でも、俺人じゃないし・・』

『そうじゃが、弱小魔物のラビットも同じじゃ』

まあ、断られるのは分かっていた。


 『でも、』ダウネが言った。

『わしがこの街を襲わないと分かればいいんじゃな』

俺が肯くとダウネは『なら考えがあるぞ』と、ぎしししと笑った。




 読んでくれてありがとう。


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