第一話 海好き少年転生!?
初投稿になります。誤字脱字などは極力少なくして、なるべく早く訂正できるようにしていきたいです。不定期の投稿でいつ完結するかわかりませんけど、よろしくお願いいたします。
皆様からのいろんな意見をもらって改良していきたいです。
青い空が広がり、入道雲がモコモコと立ちのぼる夏の日。
一人の少年は、それは美しく、恐ろしい深い青い海に飲み込まれた。
少年はこの海街の少年で小さいころからともに育った美しい海に裏切られたのだ。
少年は幼いころから海が好きだった。物心つく頃には、少年は海を泳いでいた。
今朝も、毎朝のラジオ体操には行かずに家でサンドウィッチを食べて、海パン一丁で、海に直行して泳いでいた。母親の「一回くらい海に行かず、ラジオ体操にいけば」という声は少年の耳に届いていない。
少年はいつものように穏やかで気持ちのいい海で泳いでいた。
ここは人がほとんど来ず、少年にとっては現実に舞い降りた楽園であった。
我が物顔でこの海を泳ぎつくしていた。
しかし、泳ぎの得意な少年は岸から離れたところでパニックに陥った。
ここ数日の海通いで筋肉がつかれているのに、無理やり動かしたために足をつってしまったのだ。
慌てて、手とつっていないほうの足を無様に動かすが、体はどんどん沈んでいった。
少年は体を海に飲み込まれてしまう。
少年は目を覚ました。石造りのきれいな床に書かれた幾何学模様の上で。
そして少年は気づいた。自分がウサギになっていることを。
「俺、転生しちまった?」
読んでくれてありがとうございます。
1話はとても短めになりました。
もし良かったら2話も見ていってください。