余り語られない撮影所のあれこれ(3) 衣装
★「衣装」
その1
基本的に東映の場合は、専属契約を結んだ会社が撮影所内に衣装部屋を確保して、役者さんの衣装を揃えて、管理しています。
役が付いた役者さんの衣装は、決定するとその番組の撮影が終了するまで、他の作品へは貸し出しされません。
他作品へ貸し出してしまうと肝心の撮影の時に無いとか、破損、紛失する可能性があるからです。
当たり前な話w
撮影が終了してしまうと、衣装倉庫の他の作品への貸出可能なエリアに移されますので、衣装によっては同じものが他の作品で見ることができますw
特徴的な衣装じゃないと分かりにくいかなw
追記
新番組のレギュラー俳優の衣装であれば、新調して作っている(購入)している可能性が高いです。
1年使用するのですし、洗い替えも必要ですから…
汚れたり破れる危険性のあるシーンの衣装ならば、アクション用としてお高くない似た色の衣装を用意する場合があるので、それを着る場合もあります。
★その2
「衣装(タイアップ編)」
最近では、衣装のデザイン協力等で外部の服飾デザイナーズブランドや服飾メーカーさんとコラボなんていうのもあるみたいですね。
特に短期間の撮影のためだけの衣装を、購入したりレンタルしたりする予算が乏しい場合には、
「タイアップ」を使いますw
日本語訳としては「提供」ですねw
ブランドイメージの強化の為に、企業に衣装を提供・貸与して貰います。殆ど主役かメインキャスト位の衣装じゃないと、対象にはなりませんが…
お高い衣装程助かりますw
コラボも似たような感覚ですが、少し違いますね。