零章までの主要人物の紹介、及び出現用語説明
ネタバレ注意!
それでもいい人は、このままご覧ください。
・名前:シエル
種族:人族
性別:女
年齢:十二
概説:元は旧ドイツ国防軍の戦車であったが、ベルリン防衛戦で撃破されてこの世界へ転生を果たす。
八歳まではやんちゃな子であったが、九歳頃になると落ち着き始め、十歳頃になると完全に落ち着いてきた。
希にやんちゃ子がでるようだが、本人は無自覚だったりする。
十歳頃に、父親である村長に自警団の隊長に命ぜられ、それから猛勉強した結果、戦闘、特に戦略や戦術面で天才と言われるほどに強くなる。
しかし、人狩りの方が一歩上手で、自警団と村が壊滅し、奴隷に堕とされる。
尚、村で唯一の戦果をあげている。
・名前:カーヴァングル・ドレイン
種族:人族
性別:男
年齢:四十三
概説:アヴェノル王国より伯爵を貰い受けているが、ガグリエン帝国有数の人狩りの商会、ブレイン奴隷商会と密約を交わしている。
今回の村襲撃も彼の指示であり、領民を一つの道具としか思っていない。
・名前:グレナダン
種族:人族
性別:男
年齢:四十二
概説:ブレイン奴隷商会の副会長を務める。
直轄の部下が一名死亡したのが少し痛いが、それ以上に大金を確保できたのに喜んでいる。
~用語説明~
・人狩り
奴隷商の一つで、積極的に奴隷を確保して売り捌く方はそう呼ばれる。
通常の奴隷商は高利貸しを含めており、期限以内に返せないと奴隷として売り捌くのが手法。
奴隷商会と高利貸しは裏で繋がっているのが普通。
・五号中戦車 パンター※wウィキィペディア先生参照※
ドイツ語で豹と呼ばれる、同時最新でとても強力な戦車であった。
主砲は長砲身の7.5cm砲を備え、近距離ならばティーガー※ウィキィペディア先生参照※の8.8cm砲よりも高い貫通力を誇る。
正面装甲を貫くのは容易ではなかったが、足回りが弱い、側背面の装甲が薄い(全ての戦車に共通しているが)等で撃破される事が多かった。
性能は全般を通して良かった為か、必要な台数が中々揃わず、四号戦車※ウィキィペディア先生参照※と共に戦闘に参加している。