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豹は二度目の生を異世界で生きる  作者: テースツグヤ
第零章 奴隷になるまで
2/5

第一話 生まれてから十一歳での総評

 零章の始め

 今思い出せば、私の過去は全て忘れ去りたいものばかりだ。


 生まれた場所は何処かの農村で、私は有権者、つまり村長の次女として生まれたが、やんちゃな娘だったと我ながら思う。


 父の本を無断で持ち出し上に並べてタワーをつくり、ばれて怒られて。


 母親の食器を手榴弾のように投擲して、見事に割る。


 姉の制止を振りきり、木によじ登って降りられなくなり、泣きわめいていた所を母親に救助される。


 村にいる男の子十五人のグループに喧嘩を売って配下にする。


 …思い出すだけでも赤面ものばかりだ。


 ちなみにだが、その男の子十五人の一部は自立している。


 どうも、親から畑仕事を手伝うように命じられて、グループから脱退いたとかなんとか。


 残りは、相も変わらず、私の家の前に来てわちゃわちゃしているんだ。


 正直に言って、二、三歳下の私の命令に従うのは如何に。




 …さて、話を戻そう。


 十の時、五つ上の姉が魔法士の夢を叶えるために、王都の『マギア魔法学園』に入校。


 家には私一人になることが多くなる。


 この頃になれば、あの幼き時代の荒れた頃と比べて大きく成長したものだ。


 母曰く、おしとやかになって静かになったそう。


 たまにやんちゃっ子だそう。


 あの時は意識が少し朦朧としていたようなもので、何をしているのか理解はしていたが、行動に制限がかけられなくなっていたのだ。


 …両親には、多大なる迷惑をお掛けした。


 沢山の感謝の気持ちと、謝罪の気持ちで一杯である。


 尚、食器の事に関してはまだ許してもらっていない。


 いや、本当に申し訳ないと思っている。




 私が十一歳になると、村にやって来た冒険者達が私に語ってくれた。


 どうやら最近、村の近くの森には危険な魔物が出没するようになったらしい。


 父は、その状況を憂い、領主様に手紙をだした。


 守るための兵士を、村に常駐させていただけませんか、と。


 しかし、返事は剣や槍等の武器、そして『自警団の組織許可書』であった。




 そして、私はその自警団の隊長に就任したのだった。


いきなりだったが、勉学に励んでいたので頑張ろうと思う。







 思ったよりも短くなってしまった…。


 次は長くなります。

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