燃えていく…
どうも、よろしくお願いします!
ナンデアノイエガモエテイルンダ?ナニガオキテイル?
俺は理解出来なかった。いや、したくなかった。
そんな俺の目の前には轟々と大きな音を立て、今にも崩れ落ちそうになっている家があった。
アレは…アレは…俺と、じいちゃんが住んでた家だ。とは言ってもそんな立派なモノじゃない。
雨漏りもしてる、虫だって入って来るぐらいボロボロだけど、それでも俺たちの大事な家だった。
誰の邪魔もせず、努力を見せる事もなく、目立つ結果も出してない!大人しく過ごせていたはずだった。
だったのに…!!
俺が!俺が黒髪黒目だってだけで!お前達はこんな事をするのか!関係なかったじいちゃんを!!俺が何をしたって言うんだ!
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…
ああ、そうさ。お前らがそんなにクズだってんなら俺にだって考えがあるさ!ここまで覚悟が出来なかった俺も悪かったさ!どうせお前らはこうして俺の苦しんでる姿でも見て憂さ晴らしでもしようとしてたんだろうな!だが、そうはいくかよ!
覚えとけ!お前らが虐げていた俺の事を!俺は忘れねぇ!お前ら人間がとんでもねぇクズだって事をよ!いつか俺は戻って来る!その時まで精々怯えて震えてな!!!
…ちくしょう。すまねぇ、じいちゃん…
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