表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/186

80 任務開始

その80です。

 ドアノックが部屋の温度を変えた。


「こちらの準備は整いましたが、よろしいでしょうか?」


「いつでもいいのだ」


 ルデルが勝手に答える。もう観念するべきだろう、と泰地は溜息を吐いた。


 覚悟を決めたつもりなのだけど、いざ訓練場の真ん中で仁王立ちしている敵――エクヴィルツを目の当たりにすると、途端に回れ右したくなってくる。


「来たか」


 エクヴィルツの声は苛立ちが滲んでいた。彼からすれば現状が不本意なのは容易に想像できる。ならば止めればいいのに、とは少年は言えなかった。


 そんな気分を一掃するべく、エクヴィルツは手にしていた木剣を振り抜く。見事な剣筋に、素人の泰地はもちろんゲアハルトやバイラーも目を瞠ってしまう。



「さすがですね。仮にも騎士団の副団長を務めるだけはあります」


「え? あれが団長じゃないんですか?」


「いえ、副団長です」



 ゲアハルトの言葉に、泰地は愕然としてしまう。それじゃ魔王サマの無謀な作戦が無駄に終わるじゃないか、と。


「でも、団長は武勲ではなく策略で地位を積み上げてきた人物なので、エクヴィルツが実質的な団長と評しても問題ないです」


「……喜んでいいやら、ガッカリするべきやら……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ