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79 任務開始

その79です。

 ここまで説明されれば、若輩者の泰地でもルデルの意図を理解できる。


 つまり、反国王派の筆頭であるエックホーフが誇る最大戦力を倒すことで口を挟めない状況を作ろう、という目論見だ。確かに手っ取り早くて効果的な方法だろう。




「俺が戦うって前提じゃなければ、ですけどね」




 泰地の落胆ぶりに、ゲアハルトたち三人が顔を見合わせる。


 ルデルやヴェリヨが完全にリラックスしているのと比べると、この少年のネガティブさが半端ではない。彼には実戦経験がほとんどないのだから当然なのだが、そんな実情など想像できるはずもない。


 どう反応したらよいものか、と対応に困っていると、当の泰地がパッと顔を上げた。



「そうだ、魔王サマ。さっき言ってた隠し玉を――」


「こんな狭い場所で使えないのだ。加えて、あんな雑魚をまともに相手にするなんてアホらしいのだ」



 ……予想できたとはいえ、あっさり却下されて少年は大きく頭を下げる(それでもずり落ちる様子がない魔王サマに、ゲアハルトは場違いな興味を抱いてしまう)。


 それに、と魔王サマは不敵に微笑む。


「魔王とやらを倒そうとしている存在が、たかが工作員程度に手こずる道理がないのだ」


 宣言に呼応するように、ルデルの胸元に提げられた勲章が煌めく。ゲアハルトら三人は、眩しさに目を細めつつ感銘を受けたかのように感嘆の声を漏らした。


 もちろん、その下にいる泰地が放つ陰鬱な空気は吹き飛ばされなかったが。


魔王サマは、まだ隠したいようです。




初レビューを第0話に送ってもらえました。


非常に励みになります。


想像以上にドーピング効果がありますw


いろいろ試したり悩んだりしてますが、これからもよろしくお願いします。


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