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44 初任務は……

その44です。

 二階にある事務所に入ると、やっぱりマエカケさんが掃除をしていた。今は机の雑巾かけをしていた様子。


 男性陣三人が入ってきことに気付くと、長い前髪の下に隠れている瞳で何かを訴え――いや、泰地には

「今日は床に座らないでくださいよ」と注意された気がした。


「社長がやらない限りはしませんから」


 そう答えると、彼女も安心したようににこりと微笑む。「コート、似合ってますね」と褒められた気がして、泰地は少し照れてしまう。


 一礼した彼女は、再び掃除に集中し始めた。背筋を伸ばしつつキビキビ動いている姿は、写真に収めておきたくなってしまう美しさだ。こんな少しボロい事務所で働いているには役者不足というものだろう。



「……あれ?」



 普通に会話が成立してしまったかのような感覚に、少年は大いに戸惑った。


 マエカケさんは相変わらず一言も発していないはずだ。しかし、まるで自然に話しかけられたかのように理解できていた。というか、そもそも彼女の双眸は前髪で完全に見えていないのに、どうしてその目で会話ができるのか?


 泰地は彼女と知り合って間もない上に、会った回数も今回で二回目だ。空気で察するにしても、ここは「おはようございますって挨拶かな?」と考えるのが普通じゃないか?


 混乱している少年に、頭上からは「うんうん、混乱してるのだ」と楽しげな声がかけられ、背後のヴェリヨからは軽く(といってもかなり痛いが)背中をはたかれた。



「混乱するのは分かるが、ここはそんなもんだと割り切っとけ。俺だってボスだって、どういう理屈か分かってないんだから」



CSで「孤独〇グルメ」を放送してる(意味なし)

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