43/186
41 学校生活の始まり
その41です。
……どうにか聞き出せたのは、
「彼女の両親は伊達政宗が大好き」
「というか、親戚一同が伊達のファン」
「息子が生まれたら政宗、娘だったら政宗の娘の名前にしようと決めていた」
「政宗の長女の名前は五郎八と書いてイロハ」
「親戚一同が全面賛成。止める者なし」
……との話らしい。
「そもそも、政宗サンも男の名前しか考えてなかったから、無理矢理イロハと読ませたって話なんだよね。いくらファンだからって、せめて漢字くらいは変えようって話にならなかったのかなぁ? いくら美形で聡明な女性だったって聞かされたって、五郎八はないでしょ……」
膝を抱えてブツブツと呟き続けるイロハに、ひたすら土下座をする長谷野。
地獄絵図――は過剰表現だが、やはり泰地の胃が痛くなってくるのは避けられない。
「まあ、さっさと去っていかないのだから、イロハも本気で怒っているわけじゃないのだ」
「……そう願いたいです」
やっと次回から新展開に入れます。
もうちょっとペースアップしたいです。
頑張ります。




