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40 学校生活の始まり
その40です。
「まあ、ともかく」
話をまとめに入っているルデルに、泰地はもうどうとでもしてくれと達観する。
「袖振り合うも多生の縁、とは好い諺なのだ。これから円満な関係を築いていければ、ルデルとしては安心できるのだ」
(魔王サマというよりオカンだな、これ)
三人とも同じ感想を抱いたのも自然な流れだろう。お互いに気配でそれを察したので、一種の連帯感めいたものが生まれた。と同時に、心のどこかにあった遠慮も、完全払拭とまではいかないが、大部分が薄れていく。
泰地は魔王サマを黙らせるべく頭を左右に激しく振った。それで吹っ飛んだりずり落ちたりするどころか、まったく微動だにしないのが理不尽である。
そんな魔王サマと座を、イロハは微笑みながらパンを食べながら眺めていた。
「それじゃ、長谷野君もハラミ君も変に遠慮とかしないで、よろしくね」
彼女の言葉に、長谷野はイケメンらしい爽やかな笑みで答える。
「もちろん! 俺のこともあだ名で呼んでくれよ。エロシュウとかでもオッケー」
「いや、エロはちょっと……」
「遠慮は無用だよ、ごろぱっつぁん」
刹那、女生徒の凄まじい殺気が場を圧した。
とうとう40の大台です。
というか、このペースで進められれば、今月末には50を超えてます。
大台に乗る前に異世界へ旅立たせたいのですが……




