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38 学校生活の始まり

その38です。

「じゃあ、今度お互いの都合の良い時に、一緒に遊びに行こうよ」


「へっ?」


 イロハからの提案に、男性陣は揃って我が耳を疑った。



(おい孕石、なんだよこのエロ直行な御都合展開は? 夢か? お約束でほっぺたつねらんといかんか?)


(とりあえずエロを直結させるのは止めろ。あと、夢の中でも痛いものは痛いらしいからつねっても無駄だってよ)



 心の友とまでは達してない二人だが、この時はアイコンタクトのみで会話が滞りなく成立できた。やればできるもんである。


「ルデル様にしばらくご厄介になるし、クラスの悪目立ち三人組ってことで」


 彼女が気を遣ってきているのは、誰の目にも明らかだ。


 こうなった以上、(社交辞令であっても)素直に受け取るのが正解なのだけど、若い泰地としては微妙にスッキリしない。



 言い澱む少年に対し、イロハは次のカードを切り出した。


「それじゃもうひとつ。ちょっと失礼になるかもしれない質問してもいい?」


「あ、はい」


 泰地が頷くと、彼女はふいと顔を背ける。その仕草は、質問が言い難い内容なのか、はたまた少し恥ずかしい内容なのか、判断が難しいものだった。


 何故か興奮し始める長谷野を極力無視し、泰地は彼女が口を開くのを待つ。




「あのね……」


「…………」


「……ルデル様を頭に載せてて、蒸れたりしてない?」


頭髪に関する質問というのは迂闊にできないもんですね

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