新鮮な野菜が食べたい
僕の家の前にはデパートがある。
幸い、思った以上には荒らされていなかった。
「うわ、コレうまそう。持ってこう。」
たいきは肉の盛り合わせを持っていた。製造日は昨日だから、まあ大丈夫でしょう。
「本題はコレじゃないからな。ちゃんと植物の種も盛っていくぞ。」
「分かってるー!!あ、コレもうまそう。」
人の話を聞け!!
たいきが物色をしている間、僕はお掃除をしていた。
ゾンビを排除。たいきから借りた拳銃で、ゾンビのお掃除をしながら、種を捜索。
あ、種を発見。家庭菜園用の種しかなかったが、十分だ。
僕の家はマンションだから、屋上で栽培できるな。
と、ちらっと横を見れば、野菜の種をたくさん売っている店があった。
「おお!!」
小松菜とか、とうもろこしとか、スイカとか、色々売っている。
栄養剤や肥料も一緒に持ってきたバックパックに詰め込む。
うむ、いと重し。
もう入らないから、戻るか。
腹が減った。もう昼か。
朝から食べていない。
1階、食品売り場へ向かう。
置いてあった、作り置きのパスタを食べる。
うまい!!
まだたくさんある。ラーメンやおにぎりやお弁当もある。
持って帰ろう。
「た~い~キ~!!どこにいるの?」
「ここ!!」
たいきはラーメンをすすっていた。
似た者同士。
ズズッとラーメンの啜る音があたりに響く。
あーこのたらこパスタ美味しいー。
たいきは味噌ラーメンを食べてる。
美味しそう。
「目的のものは手に入ったから帰るよ。」
「ココに住むのはありかな?」
…たしかに良いかも…でも
「ゾンビが簡単に入ってくるからだめだ。」
「まあ、死んだらゲームできないしね。」
「じゃあ、帰還せよー!」
「うおー!」
そして、徒歩40秒という長い道のりを経て僕らは帰還した。
書いているうちにラーメン食べたくなってきました(笑)