自給自足
「なぜ、お前がココにいる?」
「こっちから迎えに行こうと思って。」
「何が助けてだ。なんでそんなもの盛っているのだ?」
「こちら、自衛隊さんからお借りしたものとなりまーす。」
そういってたいきは拳銃を見せてくる。
「いいのか?」
「だって、もう人類絶滅だよー。法律ないし、生き残るためだから、正当だよ。」
まあ、良いか。
「たいきはこれから、どうする――」
「やまとん家行く。」
おいおいおい。さらっと、休日に友達の家行く感覚で言うなよ。まあ気にしない。
コレで寂しくない。持つべきものは親友。
「帰ろう。」
帰宅中――――。
到着。
「さて、これから、いかにゾンビから邪魔をされず自宅を警備するかについて話し合おう。」
「おー。」
たいき雑。
「まず、課題は食料、飲料水の安定供給。ゾンビが入ってこない安全な場所。」
「食料は、野菜は農園を開く。魚は養殖。肉がむずそう。」
「水は、雨水の再利用か、なるべくしたくないが、川とか井戸から水を持ってきて熱消毒。」
あれ、何か忘れてる気が…。ハッ。
「ゲームとかテレビ用の電気ーーーー!!!」
「あああああああああぁぁぁぁぁぁーー!!」
危ない完全に忘れていた。
3度の飯よりゲーム。
「ソーラーパネルと風力発電機で平気かな。」
「じゃあまとめるよ。」
●肉 ひとまず無理。
●魚 養殖センターとかから魚の卵や稚魚を引っ張ってくる。
●野菜 スーパーで種や苗を調達。
●電気 太陽光発電 風力発電
●家 ココは大丈夫そう。防音とセキリティ完璧。
●ガス この家の地下になんかあって安定供給って親が言ってた。最悪、IHに変える。
●Wi-fi 家に固定がある。
「で、良いかな。」
「肉が食べれないのは残念だが、ゲームし放題だから良いや。」
たいきは親のせいで、ゲームより、勉強しなきゃいけなかった。
っていうか勉強しても意味なかった。
こんな世界になっちゃったから。
少しは役に立ったかもしれないけど。
「じゃあ、ゲームのために働きますか!」
「おう!」