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はじまり
「なにこれ!」
教室の後ろから声が聞こえた。
「どうしたー!」
「この箱...」
投票箱とホワイトボードが教室の後ろに設置してある。そして紙が1枚。そこにいた男子が紙に書いてある文章を読み上げた。
「使い方、まずホワイトボードにクラスから追放したい者、権力者の名前を数名書く。クラスの過半数票が集まればその者に罰が与えられる。投票は票を入れたい者の名前が書いてある紙を投票箱に入れれば紙はなんでも良い」
次の日も、また次の日もホワイトボードには誰の名前も書かれていなかった。しかし、そのまた次の日。ホワイトボードにはクラスのトップ、亀井茜、そのボーイフレンドの川上雄星の2人の名前が書かれていた。しかし、投票箱に近づく者はいない。
「あれ、名前が書いてある」
「誰だろうね」
終業式が来ても特に変わったことは起きなかった
短かったけど区切りがいいので・・・笑