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24、資料⑨
それにしても、こんなバカげた戦争が……この時代の指導者たちは、おしなべて無能揃いだ。
まったく、これ以上バカげた愚かな指導者たちは、かつて居ただろうか。
おそろしく偏狭な国粋思想でもって、バカげた誇大妄想でもって、何百万、何千万の人間を困窮させ、塗炭の苦渋をなめさせ、肉親を非情にも引き裂いて、その挙句たいした意味もなく死なせてしまった。
この無告の民の慟哭が、怨嗟の声が聞こえないのか。
彼ら、手足を失った人たち、失明をした人たち。耳が聞こえなくなった人たち、そして非常理な死に方をした人たち、彼らの理不尽に強要された生き様、死に様は何らかの意味があったのか。
「ふむ」
「わっ!」
突然、背後に木師が現れた。




