プロローグ⑤合流
ハクリュウとユウは途中でダリアと逢い一緒にタツキ達の方へと向かって……。
ここは名もなき城から北北西に位置する場所。周辺には大小様々な岩石などが至る所に転がっている荒れ地だ。
現在ハクリュウとユウは、タツキ達が待つ場所へ向かい歩いていた。
いや、もう一人いるみたいだ。その者は赤黒い髪で体格の良いデューマンの女性である。
そうユウの強さに惚れ込んでリーダーになってくれと言っていたダリア・グラッセだ。そういえば隊の仲間が居ないようである。
「みつかって良かった。もうこれでユウ様に逢えないんじゃないかと」
「そうか……一応は探したんだが、みつからなかった。そういえば仲間たちはどうしたんだ?」
「とりあえずアジトへ避難するように指示をだしておいたので」
それを聞きユウは納得した。
「ダリアさんてディアナと同じデューマンですよね?」
「……もしかして、あねさんのことか? 召喚魔導師の?」
「多分そうだと思う。って……兄弟なんですか?」
首を横に振りダリアは遠くをみつめる。
「いや違う……昔、悪さをしてた時に世話になってたんだ」
「なるほど……お姉さんのような人ってことか」
「まあ、そんなとこだ。でも、なんで知っている?」
そう問われハクリュウとユウは説明した。
「そうか……懐かしい。この先に、あねさんは居るのだな」
涙ぐみダリアはディアナが居るであろう方をみつめる。
「ああ……行こうか」
疲れるからユウは余り話したくないらしい。
(あー話すのが面倒だ。早くタツキさんと合流したい)
そんなことをユウが考えていると思っていないハクリュウとダリアは、タツキ達の待つ場所へ着くまで話をしていた。
☆❈☆❈☆
「そろそろくるころか……」
そう言いながら名もなき城がある方をタツキはみている。
あれからタツキとミクとクレイはディアナを交互に担ぎクロノア達の待つ場所まで来ていた。
現在ディアナとガインは地面に横たわり寝ている。
「この二人って何時、目を覚ますのかな」
「お姉さま、あー……クロノア。すぐには無理だと思うけど」
「そうだねぇ……気長に待つしかないか」
一瞬だけ不安になったがクロノアは目覚めない訳じゃないと思い気を取り直す。
「おっ、二人の姿がみえたで。いや、ユウとハクリュウ以外……もう一人デューマンの女がおる」
「本当……誰なのら?」
「仲良くはなしているな。ってことは敵じゃない」
目を凝らしタツキは、こっちに向かって来ているハクリュウ達をみていた。
「良かったぁ~。これで、やっと別の場所に移動できる」
「クロノア、嬉しそうね」
「うん、こんな場所に居たくないから」
それを聞きクルフは、なるほどと納得する。
暫くしてハクリュウとユウとダリアは、ここに辿り着いた。
ダリアはくるなりディアナのそばに駆け寄る。そして泣きそうになっていた。
それをみたクロノアとクルフはダリアに挨拶もできず只みている。
「タツキさん……遅くなって……すみません」
「タツキさん。只今、戻りました」
「ああ……ご苦労だった。と言いたいけどな。ハクリュウ顔と髪を洗った方がいいぞ」
何か汚いものをみたような表情でタツキはハクリュウから後退りした。
そう言われハクリュウは苦笑する。
その後ハクリュウとユウはタツキ達にダリアの紹介をした。
「そろそろ行くか」
ヒスイ村がある西北西の方角をみるとタツキはディアナを抱きかかえ歩き始める。
それを聞きハクリュウはガインを担ぎタツキのあとを追った。
クロノア、ユウ、クレイ、ミク、クルフ、ダリアの六人も二人を追いかける。
そしてその後ハクリュウ達八人はディアナとガインを交互に担ぎながらヒスイ村へ辿り着くのだった。
読んで頂きありがとうございます╰(*´︶`*)╯
『これから私たちって、どうなるのかな?』…byクロノア
『さあな……とにかく目的を達成して元の世界に帰る。それまでは終われないだろう、あの作者も……』…byハクリュウ
『(T ^ T)その通りです……』…by作者
と、いう事で……p(^_^)q




