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黒髪の公爵達  作者:
25/26

王都攻略

 ルヴェーラ達が王城に進軍している時アヤとセシルはシデンの手によって牢屋から解放された。続いてセシル達はアルバ侯爵の騎士たちを解放して装備をその手に戻すと偽のラファールの居所を探していった。途中で見かけた兵士を締め上げてシデンが偽のラファールの居所に案内させた。王城の謁見の間に着くとグレーターデーモン2体と偽のラファール、王都の近衛騎士達が数十名いた。



 「ここまでよ。ラファール!いや!グムハザの使いよ!!」


 「近衛騎士達よこの者達を殺しなさい!!」


 「セシルさん。近衛騎士達は我らにお任せください!!」


 アルバ侯爵の騎士達が近衛騎士達の相手をする中、セシルとアヤはグレーターデーモンの相手をした。シェイダル神から授かった聖剣を持つセシルと卓越した剣技を持つアヤの敵ではなかった。グレーターデーモンを倒した二人は偽のラファールに詰め寄っていく。

 

 「キマイラよ!!」


 「無駄だ。」


キマイラを呼ぼうとしたラファールの偽者の背後にいつの間にかシデンが立っていた。


 「ここまでね!正体を現しなさい!」


セシルがそう言うとラファールの偽物は下級のデーモンの姿となって魔法を使おうとしたが後ろからシデンによって首を跳ねられた。王城の門が破られてアルバ侯爵の騎士と兵士が城になだれ込んで来た。


 「あなた達は!投降しなさい!」


 セシルが近衛騎士達の呼びかけると生き残った近衛騎士達はその場に武器を置いた。


 戦いが終ると謁見の間にルヴェーラとアルバ侯爵がやって来る。


 「セシルさん、アヤさん。二人ともご無事で何よりです。」


 「私達なら大丈夫だ、ルシアスは?」


 「分かりません、、、バルアがルシアスの元にいったようですが。」


 「ルシアスは大けがを負っているわ。」


 「それならバルアと共にマナの所にいるでしょう。アルバ侯爵様、お城の事はお任せいたします。皆さんマナの所に戻りましょう。」


 アヤとセシルとシデン共にルヴェーラがマナの居る場所まで行くと回復したルシアスとアルマとマナがいた。


 「ルシアス!アルマ!」


 「ありがとう!皆!!」


 「マナのお陰でもう動けます。俺の装備はありますか?」


 「シデン、知っているか?」

 

 「牢屋にそれらしき物がありました。私にお任せを、、。」


 「これで終わったわね・・」

 

 「そうだな。」


 「これで魔族の行方を追えますね。」


 ルシアス達が話していると急に空が暗くなる。そして海の方から巨大な光が立ち上った。

 

 「あれは?!」


 「妖魔が封印されているという島からだ!!」


 「まさか、封印が解かれて!!」


 「皆!俺の装備を取ったらすぐにクレメンテ殿の港街へ行こう!!」


 牢屋に行き装備を取り戻すとルシアス達は馬を借りてクレメンテの港街へと急いだ


 つづく

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