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おまけ03 神教と魔教編

【チルチル神教とは】


 ◎ 独立宗教国家ペルスピコーズが崇めるチル神様の教えを説くもの。

 ◎ 「チル神様」は世界各国に降臨伝説があり、同一のカミであると認識されてはいるけれど、呼び方や逸話などはその国独特の解釈がされている。

 ◎ それを全世界で統一して同じ解釈で崇めていきたいと呼びかけているのがペルスピコーズの法皇である。

 ◎ ちなみに「チルチル」とはチル神様の眷属から生まれた人間で、カエルラ=プルーマの救世主とされている。


【チルクサンダー魔教とは】


 ◎ ペルスピコーズと一番仲の悪いアーテル帝国が支持しているもう一つの宗教。

 ◎ チル神様ではなく、その眷属の子孫「チルクサンダー」を崇めている。

 ◎ ベスティアを生み出しているという黒い噂も…?


【カミの系譜】


チル神様

 ↓(眷属)

プルケリマ …俗に「チル一族」と呼ばれている

 ↓(降臨して人間と交わる)

チルチル(人とプルケリマの間に生まれた救世主)

チルクサンダー(帰還したプルケリマが天界で産んだ、人との混血種)


【各国の解釈(参考)】

 ※各国の解釈は「正しい」部分と「正しくない」部分が混ざって存在している。

 ※大前提として、「カミサマ」はカエルラ=プルーマの唯一神であり、名称や伝説は国によって違うが同じ「カミサマ」のことである、というのが世界の共通認識である。


 ☆ アルブス、カエルレウムなど

  ◎ 各国に教会があり、君主の庇護を受けている。ペルスピコーズとの連携も深い。

  ◎ カミの名称はペルスピコーズとほぼ変わらない。チル神様とチル一族(プルケリマ)が混同して理解されている。地方によっては、降臨したチル一族は実はチル神様本人だと言う説もある。


 ☆ ルブルム

  ◎ 宗教に熱心ではなく、土着の精霊などを信仰しているのでチル神様などは知られていない。ただ、チル一族伝説に似た話は存在していて、何故かプルケリマという名称だけは伝わっている。


 ☆ フラーウム

  ◎ 仙山(チル神様)から降臨した仙人(プルケリマ)の話が残っている。仙人に第二子が存在するのが他の国と違う所。この仙山に戻った第二子を福寿(チルクサンダー)と呼ぶ。

  ◎ 仙人を信仰する寺院が多く建っている。


 ☆ ラーウス

  ◎ 宗教に対する関心が薄いものの、プルケリマ伝説(各国のチル一族伝説に相当する)が地域というよりも、各一族ごとに伝わっており、家ごとに先祖と同等の守り神として信仰している(例 ループス家のプルクラなど)。

  ◎ セイソン(プルケリマ)とカリシムスの伝説も多く伝えられているが、元々はただの御伽話にすぎなかった。これをラーウスが友好的だったチルチル神教の教義と結びつけたのがチルクサンダー魔教会である。そこを入口に魔教も広めようとしたが上手くいかなかった。


 ☆ アーテル帝国

  ◎ チルチル神教にはそもそも懐疑的。教義がというより、法皇の方針に反発しているためである。前皇帝の時にチルクサンダー魔教がアーテルに流れてきて、現皇帝シャントリエリがそれを利用するようになった。



 

【カミの系譜②】


 チル神様(カミサマ)

  ↓ 《眷属を降臨させる》

 プルケリマ…(チル一族、セイソンとほぼ同義)

  ↓ 《人間(カリシムス)を伴侶に》

 チルチル(チルチル神教の救世主。人間)

 チルクサンダー(チルクサンダー魔教の神。カミサマの仲間)




《付録》

 ※ラーウスの反乱が起きる経緯について、順序立てて説明することが(キャラ達がアホ過ぎて)出来なかったのでここで補足します。(Xより)


【何故、反乱は起きたのか?】


◎元々ラーウスは王様がいる国だったけど、アーテル帝国が侵入してきて王様を追い出してしまった! それから帝国の占領下に入ったラーウスはいくつかの自地区に分けられて、帝国から派遣される役人によって統治されることになった。ルークのお父さん(マグノリア)はアロニア地区の区長になっているけど、これは現地人から反感を買わないようにしただけなので、実態は名誉職に近いよ! 権力もないし実務もない、現地人との円滑なコミュニケーションをとるためだけの職なんだね!


◎各自治区の区長はそこでの一番のお金持ちが選出されている。帝国の役人達は区長から援助という名目で財産を吸い上げて、仕事もそこそこに贅沢三昧をするようになるよ! その現状を帝国に報告できる権利はラーウスにないし、派遣役人の汚職がどんどん酷くなる、すると現地人の不満はどんどん増えていく。そこで立ち上がったのが破天荒で行動力オバケのルードだったんだ!


【ラーウスに元々あったチル一族伝説】


◎元々はラーウスにも他の国同様にチル一族伝説があり、特に教会などはないけど土着の信仰対象としてチル神様は信じられていたよ。アーテル帝国に占領される前は、むしろペルスピコーズと友好的だったんだよ。


◎だからチルクサンダー魔教会がラーウスに拠点を構えても、現地人は半信半疑。チルクサンダー魔教会の教えも、元を辿ればチル神様に行き着くものだから、魔教会はその辺を巧みに利用して、現地の信仰に魔教を融合させていったんだ。


◎ミチルとルークが魔教会に攫われた時、パオン司教が「セイソンとカリシムスはチルチル神教の聖人だから、お前たちをこちらに引き込めばチルチル神教の邪魔ができる」って言ったけど、これは一般民衆は全く知らないこと。魔教の真の野望をミチルとルークにだけ言ったんだよ。一般民衆には「セイソンとカリシムスはチルチル神教の聖人で、チルクサンダー魔教でも尊い人物ですよ」ぐらいにしか伝わっていないよ。


◎つまり、魔教の目的がヤバいってことはミチル達しか知らなくて、ルードとマグノリアはそこを民衆に教えてはいないよ。そこまで言っちゃうと混乱が起きるかもしれないからね。だから反乱はあくまで帝国による悪政の不満、これ一本で扇動することにしたんだ!

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