神様の加減
ーードサッ 「痛ってー、クソあのじじいめ」神の元から異世界に転移されたのだが、
「そ、草原…こんなだだっ広いところになにもなしで一人とか殺す気か」
[なに言っておるんじゃ、アイテムボックスを開かんか]
頭にそう響いてきた。流石は神といったところか。そりあえず
「おい、じじい どう言うことだ?」
[空間保存じゃよ、そうじゃの説明はめんどくさいから…とりあえずアイテムボックスって唱えればいいじゃろ]
(これってゲームのあれじゃね)そう思いながら「アイテムボックス」・・・・・・・なにも起こらない これやばくね。「おいじじい!どうなってやがる」
[すまんすまんアイテムボックスの後にオープンで開いてクローズでしまえるの言うの忘れておったわい]
「笑いながら言うことじゃねーだろ」とりあえず試しておくべきなのだろうと考えた俺は「空間保存 オープン」すると
頭で直接見ているような感覚でゲーム画面のようなものが現れた。そしてその中には、食料など生活必需品全てが入っていた。
(まじか あのじじい今度から神様って言っとこ)
そう思わせるには十分だった。だって100年分あるんだから。
(とりあえずどこに街あるか知りたいな。もし漫画とかでよく見るあれならステータスオープンで見れたりするんだろうけど、そう上手くいかないよな)フラグの予感 [正解じゃよ] 「まじですか」驚きのあまり素で答えてしまった。
じゃあとりあえず「実力可視化」
ーステータスー
Lv:69
種族:人間 スキル:魔法反射 Lv:Ⅹ
名前:ケンゴ 魔力即時回復 Lv:Ⅹ
HP:4771000 経験値倍加 Lv:Ⅹ
MP:200000 体術 Lv:Ⅹ
PW:319000 剣術 Lv: Ⅹ
加護:唯一神の加護
この時確信した俺はこの世界で相当強いだろうと
「実力不可視化」
とりあえず俺は隠した。誰かに見られるかもしれないから。 [町は東じゃよ] この言葉を信じて東に歩き出した。(時速100kmで……歩いてるつもりなんだがなぁ)