終わりが始まり!?
中学3年の夏、夏期講習で疲れて帰宅していた最中に、近所で噂の変なじいさんに絡まれた。面倒だったから無視していたが、じいさんに押されてトラックに轢かれた。もともと頑丈だったからそれでは死ななかった。しかし、トラックから妙な生き物が出てきて食い殺された。人間のような形ではあったが、全身が赤く、爪は恐竜のようで動きは瞬間移動しているかのような速さだった。ー「おい」 死んだ時のことを思い返していると突然頭に声が響いた。「だれだっ」俺は反射的にそう叫んだ。「誰って言われてものう、うーん神様じゃな」少し考えるそぶりをしてそう言い放った。俺は状況がいまいちわかっていなかった。それもそのはず、死んだと思ったら急に声かけられて、しかもその正体が神様だっていうもんだから。(とりあえず自称神様に話を聞いてみるか)そう俺は考え、実行に移す。「あんた、俺は今どういう状況か教えてくれねえか?」「あんたじゃと はぁ、お前さんは、わしが呼んだんじゃよ」自称神様は続けてこう告げる。「お前さんとは別の世界、つまり異世界に行って神になろうとする愚か者どもを、お前さんに粛清して欲しいんじゃよ。」 「なんで俺が行かなきゃならねえんだよ。しかも呼んだってなんだよ。俺は確かに死んだ記憶があるんだけど?」そう疑問に思ったことを質問すると 「死なないとここに来られないから死んでもらったんじゃが何かあるか?」(はっ 俺が死んだ理由って、異世界人助けるためで勝手に殺されたのかよ)なんかイライラしてきた。「何かあるかじゃないだろーが、なんで俺なんだよ」「なんとなくかの?』(なんて適当なやつだ)「とりあえず俺は異世界行ってなにができる?」 「欲しい力をここでやるからなんでもできるのと同じようなもんじゃよ」
「じゃあその異世界では一般になにができるんだ?」 「…………行ってからのお楽しみじゃよ」
(こいつ絶対なにできるかわかってないな)「はぁ、じゃあーーーーーー」