表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼はいつも人の心に  作者: UVリキュール
11/15

3話_Detective pretend_3_

 今回だいぶ文字数少なくなっちゃいました。きりが悪くて

 宇治の橋姫

 この橋姫はとある貴族の女が嫉妬に狂い、生きながらに鬼へと変わったものである。

 黒い思いを止めることの出来なかった橋姫は、自分を鬼にしてくれと貴船大明神に願った。貴船大明神もやめれば良いのに、女を憐れに思い「本当に鬼になりたければ、姿を変えて宇治川に21日間浸れ」と告げたのだ。

 女は都に帰ると、髪を5つに分け5本の角に見立てて、全身を赤くペイントし、鉄輪を逆さに頭に載せて、3本の鉄輪の脚には松明を燃やしてつけ、さらに両端を燃やした松明を口にくわえ、計5つの火を灯した。

 この姿で宇治川に浸かる事21日間。松明の炎は嫉妬の炎。川に浸かっても彼女の激情が消えぬ限り、嫉妬心を燃やし続けて煌めいた。

 橋姫は、妬んでいた女、その縁者、相手の男の方の親類、しまいには誰彼構わず、次々と殺した。殺す相手の異性と姿を変え、取り入って殺していった。京中の者は、夜になると家に人を入れることも外出することもなくなった。恐れを抱かせるもの、正しく鬼の所業だった。

 そうして暫く、源頼光の四天王の1人源綱が橋姫討伐のため派遣される。

 名刀髭切りを携えた彼は、橋姫を見つけると、ナンパじみた会話を広げて橋姫に近付く。家に送るよと言った綱に橋姫は、「愛宕山へ行きましょう」と返し。綱の髪の毛を掴んで空へ飛び出した。禿げそう。

 綱は焦らず鬼の腕を髭切りで切り取る。それを知ってか知らずか、橋姫はそのまま愛宕へと飛んでいった。

 切り取った腕を見ると雪のように白かったはずが真っ黒で、銀の針を立てたように白い毛がびっしり生えていた。

 これを我らが対妖怪のプロフェッショナルたる、安倍晴明に見せたところ「綱は7日間休暇を取って謹慎して下さい。鬼の腕は私が仁王経を読んで封印します」と言い、綱はそれに従ったそうな。




「ってのがネットで調べた限りの宇治の橋姫だな。ヤンデレは何時の時代もあるものだな」

『現代のやんでれとやらも、かなり背筋が凍るものが多いからのう。何故その文明を育ててしまったのか、人間は時々訳の分からん事をしでかす』


 ながらスマホをしながら歩く非行少年葉梨。ようやく掴めた宇治の橋姫の対策を練る。


「ホームセンターでも行って、対策か。ついでに晩飯の食材を買って兵糧を蓄えるぞ」

『すき焼きとかどうじゃ』

「却下。内の財政力は、すき焼き様を懐柔するほどはない。本当好きだな甘い物」


 超霊媒体質なだけの高校生は挑む。この世ならざるものへと。この決断こそが英雄を産む一歩だと少年はまだ知らない。


『…鬼を越えて見せよ、我が宿主よ』

「ん?なんか言ったか?」


 少年はまだ知らない

 そろそろ戦闘?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ