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転生クロと少年
召喚された少年は、私を見て…。
「やっと…見付けた…!」
そう言って、私を抱き締め泣き出した。
しばらくして、泣き止んだ少年。
しかし、私を抱き締めたままである。
少年は、私の顔をジッと見た。
「クロだよね?…」
どこか必死に確認するような感じで、尋ねてきた。
頷くと少年は微笑んだ。
その笑みは、とても見覚えがある笑みだった。
「もしかして、ラル姉だった記憶があるの?」
私の問いに少年は、頷くだけ…。
その後、雪山 蘭と名乗った少年は私の死後の話しをしてくれた。
蘭さんによると、私の死後すぐに同じ流行り病で死んだらしい。
気が付くと、ラル姉だった記憶を持って~リフィルド~に転生していたらしい。
で、私がこの世界の何処かに居る事は感知していたので探していた。
そして、私が蘭さんを呼び出して今に至る。




