転生クロはお絵描きしたい
2才になり、だいぶ話せるようになって来たクロです。
最近、掴まり立ちが成功し短い距離だけど歩けるようになりました。
なので、お絵描きしたいと伝えて見ましょう。
丁度、すぐ近くにメイドさんが私をガン見してたので、その人にお願いする事にした。
ゆっくり慎重に、私をガン見し続けているメイドさんのもとへ歩いて行く。
後少しの所で、躓きメイドさんの足に掴まるハメになってしまった。
メイドさんを見上げ、お願いをしようとしたが…。
ちょっと、様子がおかしかった。
「ハァ…ハァ…、クロ様が私の…」
小声で何か言っているし、顔も赤い。
しかし、それでも私をガン見しているメイドさん。
う~ん、もしかして…。
「…変さんなにょ?(変態さんかな?)」
気が付くと、そう言って首をかしげていた私。
メイドさんは、始め意味を理解出来てなかったようだが…少しして…。
「!?ち…違います!違いますからね!?」
そう言って、しきりに違うと否定したのだった。
あまりにも必死なので、見なかった事にしてあげた。
「ねぇ…お絵きしたいに(そんな事より、お絵描きしたいんだけどさ)」
私は、何も知らない幼児だから深くは聞かないであげるのだ。
「…何故かクロ様が、私を憐れんでいらっしゃるような気がする…」
おっと、いけない…いけない。
つい、可哀想な人だなと見てしまった。
私は、何も知らない以下略…。
「お絵きしいに!(お絵描きしたい!)」
私は、無垢な幼児らしくお願いをした。
え?
今更遅い?
えっと、何が遅いのか分かんなーい。
だって、2才児だもん♪
(…はぁ~、いちいちめんどくさい。外見的には幼児だけど、精神はすでに大人だし…)
無理がある事は、誰よりも私が一番理解しているのだ。
でも、精神的に大人だろうと体に引っ張られて、幼児らしくなっちゃうから仕方ない。
実際開き直らないと、やってけない事ばかりだよ?
とにもかくにも、お絵描きしたいと必死に伝えてやっとお絵描きセットを貰えたのだった。




