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第一章 初めてのダンジョン その1

慣れとは恐ろしいものである。


異世界に来て三週間、相変わらずギルドに泊まる生活が続いている。

収入は安定して稼げるようになった。

ここに泊まる人もかなり入れ替わり、新入りに頼られたりする程度にはこの世界に馴染んでいた。

そんなわけで生活自体は変わってないのだが、知り合いがかなり増えて気持ちの面ではずいぶん変わっていた。


その話を持ってきたのはミールシナさんだった。

「初心者支援ですか」

「はい、ベテランパーティにダンジョンへ連れて行ってもらうんです。サザキさんもそろそろいいんじゃないかと思うんですよ」

「なんか一方的に面倒を見てもらうみたいで悪い気がしますね」

「そんなことないですよ。ギルドの評価に入っているので時間があれば積極的に行われてます」


冒険者にとってランクを上げることには大きな意味がある。

一ツ星はギルドに実力を認められ、受けられる依頼が一気に増える。

二ツ星は貴族などの支援を受けられるようになる。

三ツ星は支援が国家やギルドからと規模が拡大する。

星ひとつの違いで待遇が雲泥の差となるためどの冒険者も評価獲得に必死なのだ。


「まぁそういう事なら」

初心者支援に関して存在自体なら知っていた。

ギルド内でも呼びかけているパーティがときどきいたのだ。

ただ、あくまで将来の戦力を見越しての青田買いだと思っていたので、自分の実力に不安のあるサザキはもう少し後での参加を考えていた。

「けど、入れてくれるパーティありますかね?」

支援の呼びかけを行っていたパーティでも面倒が見られないと思われた新人は断られている。

「実はですね、サザキさんの支援を言ってきているところが二つもあるんですよ」

ミールシナがとても珍しい事ですよと興奮気味に伝えてくる。

「一つはクラン『ドラゴンヘッド』ですね。もう一つはスドーンさんです」

スドーンはモモノが所属するパーティのリーダーだ。

モモノには事あるごとに気を使ってもらい、そんなつながりでスドーンともかなり親しくさせてもらっている。

ドラゴンヘッドにしてもクランの勧誘以来会うと声を掛けてもらっている。

「こういう場合どちらに頼めばいいのかな?」

そこら辺に何かルールがあると厄介だ。

「そうですね、どちらでも構わないと思いますよ。ドラゴンヘッドはクランですから大勢での戦闘が経験できますし、スドーンさんたちは少人数ですがダンジョンの下層まで行けるパーティというのは見て損はありません」

「どちらも一長一短ですか」

「これからどんなスタイルでいきたいかで決めてみればどうですか?」

「スタイル?」

「クランだと大人数で動くので敵に見つかりやすいです。必然、敵を倒しながら進むことになります。一方少人数パーティは隠密性を重視して、敵を回避しながら進むことになります」

「なるほど。確かにそれは分かりやすい」

そうなると選ぶのは・・・


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