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エリー

建築界を舞台にしたエリーとジェフの恋愛小説。

エリーは、大学の研究室を辞め、遠距離恋愛中の彼のいる研究機関に欠員があったので荷物をまとめて、彼のいる地方の研究機関に赴任した。

彼は、建築デザイン工学の研究をするリーダーをつとめている。

エリーは、彼と同じ研究をするスタッフだった。

彼女は、ジェフのいる研究機関に赴任すると所長室に案内され、所長は、「女性が建築工学をするなんて思わなかった」と告げられ、びっくりしていた。

彼は、ジェフの親友で、ジェフと付き合っていることを知らずにいた。

所長は、「建築工学室に案内しよう」といって案内され、紹介され、スタッフが「女性が、建築工学ですか、珍しいですネ」とスタッフの面々はいっているとジェフが、「自己紹介しなさい」といわれてエリーは自己紹介をし「大学では、耐震住宅の研究をしていました」というとすかさずスタッフから質問され、「彼、いる」といわれ、「います」とエリーはいった。

そのいった調子で、ジェフは持っていた本全部を落して動揺していた。

ジェフは、まさか、遠距離恋愛中の恋人エリーが、入所すると聞いてなかったので、びっくりしていた。

まさか、彼女にそんな行動力があったのでびっくりしていた。

ジェフは気を取り直し、「エリーくん、君のデスク」と案内され、「新しく庁舎のコンペがあるんだけど、君、参加する」、といって資料を渡していた。

彼が、女性に好意を示すとは思わなかった。

コンペは、工務店や、建築事務所や他いろいろなところから参加するグループの一グループに入っているセクションだった。

彼女は、彼に、赤の他人に接するように接した。

その日の仕事を終えると、スタッフが、「君の歓迎会開こうと思っている」と告げられ、スタッフは、コミュニケーションだからといい、参加した。

スタッフの一人が、「チーフ、なんてどうです」とか、「女性っ気なしのチーフだろう、それで、チーフ一人がフリーなんて心配なんだ」といっていた。

ジェフはスタッフがすすめるままに飲んで飲みつぶれた。そんな彼をみてエリーは心の中で「そんな強くないのに」といっていて介抱をかって出て戻った時、スタッフは、「っチーフ、うまくやって下さい、チャンスですよ」といわれ、みんなに彼は、「バカ」とかえすジェフだった。

ジェフはエリーと二人きりになると「こうでもしないと二人きりになれなかった」と二人は愛の確認をし、ジェフは、「まさか、おれ達が付き合っているとは知るまいて」といって―――言くわえてこういっていた。

「エリー、このことは、当分の間内緒にしておいてくれ」といわれた。

エリーは、ジェフの部屋で、同じベッドで休み、翌朝、エリーの自室に帰ると着替え、何もなかったようにそこおっていた。

仕事場にいくと「きのう説明していたコンペに参加するっていっていたけど本気でいいだろう」とスタッフの一人がいい、エリーは、「まー私にそんな大仕事を」というと、「ここでは、男女平等」といっていた。

エリーは、男勝りに、仕事をこなし、スタッフはびっくりしていた。

ジェフはエリーに、「エリー、そこのスケール取ってくれ」とおもわずいってしまうと、「チーフ、彼女じゃあるまいし、ずうずうしいですよ」といわれ、自分で、スケールを取っていた。

エリーは、「PM6:00外、公園に待つ」とメールで送り、それを受けたジェフは、「OK」と返していた。

ジェフはエリーを街を案内しイタリアンレストランで食事をすませ、戻る時は時間差で、戻っていった。

所長のステイが彼の部屋をたずね、ジェフに「ジェフ、本当のこと教えてくれないか」、と問い、ジェフは「何を」と答え、ステイは、「おれ、エリーくんに好意があるんだ」というとジェフは、「おまえ、恋人いるだろう」というとステイは、「一目ぼれしてしまった」といわれ、ジェフはステイに、「おれ、エリーと付き合って三年目になる」と告げ、あえなくステイは失恋した。ステイは、「ジェフ、おまえ、おれに内緒で三年もエリー君と付き合っていたのか」というと「あーあー」といった。

彼女とは、遠距離恋愛していたが、彼女が、この研究機関に入所するということは知らずにいた。

「彼女、ここにくることいってないんだ」と告げ、ステイは、「エリー君は、行動力ある女性だな」というとジェフは、「あーあーいうところがいい」とのろけていた。

そのあとステイが部屋を出た。

ジェフは、仕事場に戻ると、「チーフいまから」、とスタッフにいわれ、コンペに出す画面を拡げて線を引いていた。

エリーは、建築工学室が灯りがついているのを知り、エリーは、「仕事好きのジェフらしい」と思い、差し入れのコーヒーを作り届けにいくと「エリーさん、ちょうどコーヒー作ろうと思ったんですよ」、ありがたいですネ、チーフ」というとジェフは、一言「あーあー」といい、残業しているスタッフとコーヒーブレークをする彼だった。スタッフのメンバーが、「エリー君、気がつくね」というと、「彼女いないんですよ、チーフ」というと「一人だよ」といって二人は芝居をうった。スタッフの一人が、「チーフ、エリー君を彼女にしたらどうですか」というとジェフは、「彼女、彼がいるらしい」というと「チーフもふられましたね」といわれ、彼は、「あーあー」といって苦笑するジェフだった。

エリーは、部屋に戻ると笑いが止まらなかった。

彼女は、いつばれるか」と思ってソワソワしていた。

翌日、エリーは、コンペに出す画面を出すと、ジェフは、「ごくろうさん」といって返していた。

ジェフは、スタッフの分を集めて提出していた。

しばらくして、コンペ先から電話が鳴り、「エリースティングの画面が選ばれた」と告られ、それを知ったスタッフは、一人一人、エリーに祝福していた。

するとメンバーは、「いそがしくなりますよ」といわれた。

その日、コンペに選出した現場事務所に行き、あいさつにいくと「本当に女性が作った画面が選ばれるとは思わなかった、本当に、君の作った画面は斬新だったからネ」といわれた。

それに対してほめられたのか、けなされているのかわからなかったがエリーは、「これから、よろしく願いします」といって一仕事を終えた。

エリーが戻ると、スタッフが、「いじめられなかったか」とか、「なめられなかったか」と聞かれ、エリーは一言「ほめけなされました」といった。

彼女の実力がわかったスタッフは、エリーをスタッフの一員と認めた。

彼女をお茶くみ、コピーの女性に使えばいいよと思ったスタッフはびっくりしていた。

彼女に、彼らは、「新しく博物館が立つだけど、設計のコンペに出しては」というとエリーは「やってみたい」とエリーは目を輝かせていた。

彼女は、ひさしぶり仕事したという充実感を得た一日だった。

ジェフは、まさか、エリーが実力を出すとは思わなかった。

彼はエリーにメールを送り、「おめでとう、祝杯をあげよう」と送り、エリーは、「ありがとういつものイタメシ屋でいい」とかえしていた。スタッフの面々が「祝杯あげよう」というと、ジェフは、「工事が終わってから」と冷静を装うジェフだった。

ジェフは、仕事を終えるといつもの公園に行き、エリーがやってくると抱きしめあい、エリーのコンペの成功を祝った。彼は、デートの帰りに、自分が設計したビルを見せて、「ここのコンペ、なかなかのもんだろう」というジェフにエリーは、「えーえージェフらしい」といって二人は、恋愛の話をせず、仕事の話をしていた。そんな二人が戻ると「チーフ、エリーさんと」というと、ジェフは、「まさか」といってごまかした。そのあと二人は、別々の部屋でメール交換しいた。

それからしばらくして、エリーが仕事に慣れた頃、ジェフは、スタッフに、「実は、エリーと付き合っている」と告げ、びっくりするどころか、スタッフは、歓迎してくれた。スタフの一人が、「チーフも罪におけませんね」とかひやかられていたが、ジェフは、「まーそれはそれ、これからは、いつもの様にしてくれ」ときっぱりいってのけていた。

エリーは、ジェフが、自分からばらすとは思わなかったが、仕事していく上ではメリットとデメリットがあるじゃないかと思っていた。彼女は、スタッフから「チーフのこと願いします」といわれてしまいおもわずエリーは、「ハイ」と答える彼女であった。そんな彼女の元に現場事務所から電話があり、「エリーさん、いまからこれますか」と現場監督から電話があり、「すぐきます」と告げ、現場事務所につくと石頭の監督が、「ここの設計はこうですが、この様に変更できますか」といわれ、エリーはきっぱりと「変更なしです」といってこまかく説明をして強気に押す彼女に現場監督は、「女のくせに思ったけど、女でも仕事できる女もいるんだなと思いました」といわれた。

彼女は現場事務所から出て、戻ると、スタッフは「どうした?」「どうしました」の質問ぜめにあい、エリーは、腰が抜け、ほっとしていた。彼女は、みんなに現場監督とやり合ったことを話し、仕事には男女関係なしといい、それを聞いたジェフは、「強くなったな、ほれたのはおれだ」と苦笑する彼だった。

彼女はそのあと次のコンペに出す画面を見直しをしていると、ジェフが、コーヒーを作ってくれた。エリーは「遅いのにどうしたの」と彼に問いかけると、「君が心配になって」というとエリーは、「コンペに出す画面を仕上げているの」というと彼が画面をみて、「おれが手伝ってやる」といって二人は遅くまでコンペに出す画面を仕上げていった。

彼女は、彼が恋しいと思ったのは、今日が初めてだった、この人となら愛し通せる自信を持つことが出来、幸せだった。

このセクションに転入を決心させた彼と仕事が出来、公私とも幸せな彼女であった。


三作目です。

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