エピローグ
「星野先生」
「あ、牛崎先生!お手紙ありがとうございました!」
「あら、見てくれたの?」
「はい。これからもお互い切磋琢磨してこの学校の雰囲気をもっと良くしていきましょうね!」
『違うわよ!早く私の長い長い片思いに気づきなさいよばぁああああか』
【ローマは一日にして為らず。→長年の努力なしに大きなことは為し得ないこと】
「星野先生」
「あ、高瀬先生!うちのクラスの子達がご迷惑おかけしました」
「いやいや、お誕生日おめでとうございます。あいつら星野先生のこと大好きですね」
「えっ」
「あ、すみません。赤面されるとは…。僕も星野先生大好きですよ」
「あ、ありがとうございます」
「ちなみに何歳になったんですか?」
「27です」
「チッ」
「えっ」
「すみません、若さに嫉妬しました」
「ほっしー」
「あ、金沢っち」
「なんなの、お前のクラスの生徒がつけたこのあだ名」
「金沢っちってなんのたまごっちだよ」
「ははは。とりあえず誕生日おめでとう」
「ありがとう。やっと同い年だよ」
「大学からの付き合いだもんな。ほい、プレゼント」
「おー何?」
「ケーキ」
「僕昨日7切れも食べたんだよ」
「ん?8グループなかったっけ?」
「高橋くんのグループはイチゴが乗ってなかったから顔に投げつけた」
「お前意外とやるなぁ」