飛鳥サイド
その後の世界情勢。私達があんなことやこんなことをやっている内に世界はだいぶ荒れているようだ。
しかも一般人が調子に乗って、あるいは暴走して程度のレベルではない。どちらかというと、暴走しているのはこちら側の人間なので対処に困っているところだ。
一般人の暴走は世界を壊す程ではない。かといって享受するのもあれだが(私は必要悪反対派だ)いわゆるかわいいものだ。
つまり、このままでは世界は壊れる。このまま敢えて壊すか、護るか。王としての判断が問われるところだ。権力ではなく私にはそのままの意味で力がある。
アカシャ内。メンバーは私こと飛鳥、ネクラ、ダンとリア、未春、そしてアカシャだ。アカシャはあの後も特に反発することなくここにいる。意外に素直ないい子、という私の観察眼は当たっていたようだ。その誠意に応える自信はあまりないが。
ネクラ「姉御、どうするよ」
リア「私の能力でパーていうのはどうかしら?姉御」
未春「いっそ俺が暴れるか?」
リア「相変わらず短絡的ね」
未春「常識に囚われない。それが自由人であり、俺だ」
飛鳥「意気込んでいるところ申し訳ありませんが、まずは私とアカシャでお掃除してからですね」
アカシャ「うわ、面倒臭っ。そんなもの私一人でやってあげるわ。あなたはここで戯れていなさい」
飛鳥「またまた、弱いクセに」
アカシャ「殺すわよ」
ダン「そろそろそのポーズもやめっ」
ダンが言い切る前に、アカシャはダンの顔を鷲掴みにしそのまま潰した。
ダン「お前、突っ込みで殺すなよ」
アカシャ「ちっ」
飛鳥「霊子体になったんですね」
ダン「今後必要そうだからな。いろんな意味で」
ネクラ「おいおい、置いてけぼりじゃねぇか」
飛鳥「じゃあ、こっち側のマスコットキャラクターということで」
ネクラ「マジか、姉御」
アカシャ「まあ、おまえののた打ち回る姿を見るのも悪くないかもしれないわね。ちょうど玩具屋も閉店したし」
飛鳥「ツンデレですか。この言い方だとかわい気はありますが、案外人の業みたいなものですね、素直になれないというのは」
アカシャ「ただの抑止力だよ、行くぞ、ダン」
ダン「何か久し振りだな、こういうの」
アカシャ「光栄に思いなさい」
ダン「はは、そうだな」




