オチ 2
アカシャ内。内装は『白夢』。白い空間と透明な床。今回モニターはないようだ。
優「モニターないから白いな」
アルル「まさにSFのFだね」
ここに来たのは俺とアルル。残りは教会で居残りだ。
ちなみに、アルルの右目は再生しないらしい。能力の受け渡しというかなり特殊な行為故だろう。
霊子体にそういう心配はないが、剥き出しもあれなので今は眼帯を着けている。
アカシャ「少しはマシになったのかしら?まあ、さすがにこれ以上引っ張る気はないけど」
優「おう、待たせたな」
アカシャの背中から電脳の翼が出現する。
優「ヤル気満々だな」
アカシャ「そう思うなら誠意を見せてほしいものね」
優「いいだろ、たまには身体を動かすか」
消滅対策としてネクラのメガネを掛ける。この通り、借りて使うことができる。
一度認識されたので、霊子体のレーダー能力が働き迷彩効果は期待できない。
と、いうわけで容赦なくアカシャの体術による猛襲が来る。アカシャは素手だ。
そして前に飛鳥が披露した超絶コンボが始まる。
そして、そのままバニッシュ。
アカシャ「はー、もういいわ。死んどけ」
と、アカシャが油断したところで刀を精製、同時に超絶コンボを仕掛ける。
作戦としては、高飛車なアカシャを散々油断させてカウンターで一気に仕留める。
結果は見事に成功。アカシャもバニッシュしそのままトドメと見せかけて、前蹴りで後方に蹴り飛ばした。威力は吹き飛ぶ程度。ちなみに、メシアの時は当然の如く身体を吹き飛ばしていたが、そもそもそのぐらいの威力を出すには結構気合がいる。
話を戻すと、アカシャは完璧に俺の術中に嵌まっていたので攻撃を避けることは不可能、つまり見逃したということだ。
優「ああ、甘いとかそういうのじゃないぞ。飛鳥を助ける為だ」
アルル「またまた」
飛鳥「そうですね、愛としては落第点ですけどこちらの方があなたらしいということなのでしょう。愛と平和を目指すならそちらの方がいいでしょうし。私としてはかなり残念ですが、みんなの優君と割り切ることにします」
振り返ると普通に飛鳥、そしてリアと未春までいた。
飛鳥「じゃあ、さっそくネタばらし。リアの能力は暗示。それを応用すれば幻術的なこともできる。わかりやすく言うと思い込みです。たかだか一般人と思い込んで油断しているのにつけ込んだわけですね。リアと未春は霊子体です。確かに致命的な所が吹き飛びましたがその程度では死にません。血は暗示です。で、アカシャが乗っ取ったのは外殻。そもそもアカシャの能力は全て封印できます。つまり、わざわざ復活させてあげたわけです。ちなみに、リアとは事前にコンタクトを取っていたので後に未春と打ち合わせてこのように運びました」
優「待っている、というのはそういうことか。もっと青春的な意味かと思った。そして霊子体気軽過ぎだろ」
飛鳥「蘇芳曰く、もうスタンダードみたいです」
優「進んでるな」
飛鳥「結果としては、そのままでいいということですね。何も一人で全てを背負うこともないでしょう?皆、あなたに期待し過ぎなのかもしれません」
優「まさかおまえに説法される日が来るとはな。親的な位置で感動ものだな」
飛鳥「そうですか、少し複雑ですが素直に喜こんでおきましょう。後、アカシャはこちらで処理しておきます。御役目ご苦労様」
優「立派になったな」
飛鳥「やさぐれた、とも言えますけどね」
優「俺の好みはそっちだけどな」
飛鳥「そ、そうですか。それなら、よかったです」




