束縛 2
また高等学校。今回は都会。わかりやすく言うとでかくて人が多い。普通のとこの2、3倍はありそうだ。
その敷地内の教会にて。内装はTHE教会だ。
優「しかし、卒業したらやること失くなるのか?」
アルル「まあ、無駄にこのシチュエーションだよね。もはやいろいろと」
エコー「働いて帰って寝る、働いて帰って寝る、働いて帰って寝る」
優「何の呪いみたいだな」
エコー「その呪いももう時代遅れだけどね。呪いというかただの段階だけど。そう、次の段階に進む時が来たのだよ、少年。だからもう過去の遺物にぶつくさ文句言うのはやめなさい。未来は明るい、だぶん」
アルル「散々言ってたぶん付けた」
エコー「未来は未知数ということだよ」
リア「えーと、了見はなんでしょうか?」
そう声を掛けてきたのは壇上にいる女子高校生。制服からしてここの生徒だろう。ちなみに、他は誰もいない。そして今は授業中だ。
エコー「君の能力はゼウス、アカシャのように広域に暗示を掛けるもの。そしてその暗示内容は平々凡々な日常を送れ、で間違いないよね」
リア「まさか、あれ的な組織ですか?私を研究する気ですね」
優「そっちじゃなくて止める方な。後、組織ではない。このまま放っておくと全世界をカバーできるらしい。情報で聞いただけだが、平々凡々な一般人が一国創れる能力と同格とは漫画の主人公も顔負けだな」
アルル「漫画どころか優が顔負けだけどね」
優「もはやまだ何もないからな。さすがに泣けてくるわ」
エコー「さて、どうしようか?私はどうでもいいわ。わかりやすく言い換えると、どうとでもできるし。優君、リアちゃんどっちでもね」
優「それは羨ましい限りだな」
エコー「羨むだけじゃ困るのだよ、少年。私は一人で暇になるし、そっちは卑下ばかりで成長しない。これぞ負のスパイラル。何も同じ方面に進む必要はないよ。ただ、上は向いてほしいかな」
優「こっちの言い分はそういうことだ。そこまで庇護しなくても大丈夫だろ。むしろ、そうされると困るんだよな。それじゃいつまでたってもこっちははみ出したままだ。そろそろ受け入れてもらわないとさっき言った通りお互いの為にならないしな。永遠はない。つまり、変化しないと終わるってことだ」
エコー「私の両親もたかだか性癖だけで散々だったみたいだからね。私自身が拒絶するならともかく、不憫な世界だと思うよ、今でもね」
と、散々反論してみたがリアの顔には笑がこぼれている。
リア「未春は特別なのだと思っていましたが、案外そうでもないみたいですね。私事ですが、その未春を待って頂けると幸いです」
優「なんだ先約がいたのか」
アルル「青春だねー」
優「じゃあ、待たせてもらうか。興味もあるしな」




