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FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
79/138

リアルファンタジー終 2


草原に青空。相変わらず他には何もない。

が、人はいる。顔見知りが。

 カシヤス「かなり理不尽に淘汰された割に元気そうだな」

 リオ「逆にそういうところも想像できないけどね」

 優「一応、一回へこんだけどな」

 アルル「復帰早かったけどね」

 優「そこは長所にしておいてくれ」

メンバーはカシヤスとリオ、さらにルリベラ、ルカ、シャロンだ。

 ルリベラ「イチャイチャしてんじゃないわよ」

 シャロン「私はするぜ」

 ルリベラ「やらすと思う?この糞虫が」

 優「そっちも元気そうだな」

 カシヤス「少し語弊はあるが、まあ細かいことはいいか。キャラ設定も含めてな」

 ルカ「見てんじゃねぇよ。俺だってなぁ、ちくしょう」

 優「過程が見れなかったのは心残りだな」

 リオ「じゃ、その流れで修行の過程も省こうか。三系統すべて完璧にすることは可能だ。イメージだけだからな。特にそういう規制はない。が、おまえらは無理する必要もないだろ。優が攻撃とスピード、飛鳥が防御、アルルはスピードが妥当だな。ちなみに、蘇芳見解だ。慰めではないが、完璧にすればいいというものではない。イメージというと汎用性を感じるかもしれないが、これほど個性が出るものはないだろうな。下手するよりは個性を生かした方が利口だ。まあ、やりたいというなら止めはしないが。その時は蔑みの目で見てやろう。後、人は日々変わるものだ。つまりイメージも変わる。その時は固執せず臨機応変に対処することだ」

 優「蔑みの目で見るんだな」

 リオ「現実逃避する馬鹿に付き合う程馬鹿ではないからな」

 優「なるほど、言われた通りにするか」

 リオ「今はその方が身のためだ。じゃ、修行はこれで終わりね」

 優「これ終わったらもう会えないんだよな」

 リオ「そうね」

 優「そう、か」

リオの後ろではカシやんがルリベラとシャロンに揉みくちゃされ、ルカは体育座りでネガティブなことをぶつぶつ言っている。初期設定からだいぶ変わったものだ。人生何が起こるかわからない、主に事象の方に捉えがちだが、キャラが変わったりするのも含まれるようだ。

 優「俺はあんまり変わってないな」

 リオ「あなたは愛と平和、よりはフリーダムの方ね」

 優「懐かしいな、その言葉」

 リオ「まあ、最期はああなったけど応援しるわ」

 優「マジで?」

 リオ「マジ、マジ」

 優「そうか、それはよかったよ」


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