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FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
74/138

無情 5


無神教、教会前。現在、礼拝の為にぞくぞくと信徒が集まっている。年層は主に十代二十代の若者だ。

ちなみに、こちらのメンバーは優とアルル以外なので若干ダンが浮いているぐらいだ。

 ダン「ま、フード着るみたいだから大丈夫だろ」

礼拝の時は黒い統一されたフード付きのコートを着るらしい。顔も伏せるので確かに問題はないだろう。

それに、ダンの年層がまったくいないわけではない。徐々に本当の宗教と化しているのだろうか。だとしたら素直に寂しい。

 ネクラ「今回のキーの私の能力を説明すると、メガネを掛けたら半永久だけど外したら制限時間がつく。まあ、今回は関係ないけどね。後、触れた生物も同じ効果を得る。そんなところ」

 ダン「じゃあ予定通りで大丈夫そうだな」

 蘇芳「では、俺が補足説明でもしてやろう」

と、どこからともかく蘇芳が現れた。例によって次元の力がなくても神出鬼没だ。

 蘇芳「電脳能力は何も身一つというわけではない。電脳粒子に干渉している以上、何にでもなる。要はこの場合、そういう能力の付いた道具を創りだしたわけだ。ちなみに、そうして創りだした物は電脳印のように出したり消したりできる。後、そいつの能力は霊子体のレーダーにも引っかからないはずだ」

 飛鳥「意外に世話好きですね」

 蘇芳「感動の再会はまたの機会にな」

 飛鳥「そういう柄じゃないですよね」

 蘇芳「それは俺が決めることだ」

蘇芳はさっさとこの場を後にする。冷たいんだか、そうでもないんだか。

 シノ「何かユーモラスになったな」

 飛鳥「そうですね。今なら受け入れられるかもしれません。こう言うのもあからさまですが、そっちの意味じゃないですよ」

 シノ「今となっては俺も人として惹きつけられたのか、恋だったのかはわからない。だからこういう展開になってちょうどよかったのかもしれないな。俺もあからさまになるが、頼りにさせてもらうよ」

 飛鳥「そこまで言われたら仕方ないですね」

 ダン「ノリノリだな」

 ネクラ「若干引くぜ」

 飛鳥「意外にあなたがきっかけかもしれませんね」

 ネクラ「マジでか、姉御」

 飛鳥「もう姉御にするんですね」

 葉「もしかしてチャンス?」

 香「下世話ね、もういいわよ」

 葉「茶化したいところだけど、同感かな」


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