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FreeDom  作者: ユユキ
真・世界
72/138

無情


引き続き同じ場所。凪は宣言通り帰り、ギャラリーもそれに付いて行くように退けていった。

一緒に行動しているかどうかは俺も知りたいところだ。

 優「さて、どうすんだ?これ」

 飛鳥「私に任せておけばいいと思います」

 優「凪相手じゃきついだろ。いっそ手伝うか、シノ達も一緒に」

 飛鳥「あなたにはわだかまりとかないんですか」

 優「素直が一番って言ってるだろ。だいたいの感動話しのオチってそうなってるし。しかし、そういう教材的なものがあるのに何でわざわざ逆をいったりするんだろうな。その通りにすれば少なくとも優しい平和な世界、ぐらいは創れるだろうに。俺には無理矢理やっているようにしか見えないんだが」

 飛鳥「普通は自分のことだけで精一杯ですからね。今いる環境を維持しようと思えば、おのずと逆にいってしまいます」

 優「今のおまえみたいにか?」

 飛鳥「……そうですね。結局、同じ舞台には立てないようです」

 優「じゃあ、連れて行ってやろうか?」

 ダン「もうそうしたらどうだ?どう見ても意地を張っているようにしか見えないぞ」

 ネクラ「誰がツンデレだ」

 ダン「そうらしいぞ」

 飛鳥「いっそ、その方がよかったかもしれませんね」

 優「命まで取ったんだから頼むぜ」

 飛鳥「……」

 アルル「ぶっこむね」

 優「優しさだけが愛じゃない、ってことだ。で、本当にどうする?」

 シノ「わかった、協力しよう」

 香「え?」

 シノ「利害は一致しているし、意地を張ることはないだろう」

 香「まあ、そうね」

 葉「くくっ」

 香「殺すわよ」

 葉「おー、恐い恐い」

 優「決まりだな」

 飛鳥「また勝手に……」

 シノ「ああ、他の者は控えさせておく。実力的なこと然り、精神的にもやめておいた方がいいだろう」

 優「蚊帳の外、いや境界線か。世知辛い話だな」

 アルル「それを失くすのが私達の目的なわけだね」

 優「そういうことにするか」

 飛鳥「……」


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